日本列島にはこの冬一番といわれる“強烈寒気”が流れ込んでいます。西日本の上空には平年より10℃程度も低い上空1500メートルで-12℃以下の非常に強い寒気が入っています。
あす10日朝の最低気温は、広島市ー3℃、高知市ー2℃、島根・松江市ー4℃、福岡市-1℃など、普段はあまり氷点下となることが少ない西日本の沿岸部でも0℃を大きく下回る氷点下の厳しい寒さとなる予想です。この場合に注意したいことの一つが「水道管」の凍結・破裂です。
では実際に水道管はどんな時に凍結・破裂して、どうやって対策をすればいいのでしょうか?
一般的に、水道管は気温が-4℃以下、強い風が吹き付ける場所では-2℃程度まで下がると「凍結」や「破裂」といった被害が多くなります。
広島市水道局によりますと、広島市中区でも最低気温がマイナス-4.5℃を観測した2021年1月には、中区など沿岸部も含めて凍結による水道管の破損が管内でおよそ1800件確認されました。
水道管が凍結しやすいのは、屋外にある蛇口や水道管、給湯器まわりの配管です。
凍結を防ぐためには、露出している部分に対して以下のような対策をするのが有効です。
・布や保温チューブなどを巻き付ける
・ビニール袋をかぶせる
さらに冷えた空気が直接、当たらないよう段ボールなどで覆うと、より効果的だといいます。
もし、凍結した場合は自然にとけるのを待つか、凍結している場所にタオルをかぶせて、その上から「ぬるま湯」をゆっくりかけてください。熱湯をかけてしまうと、水道管や蛇口が破裂するおそれがあります。
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