特殊詐欺で女性から現金合計350万円をだまし取ったとして、広島県警は7日、東京都小平市に住む無職の男（23）を詐欺の疑いで再逮捕しました。

警察によりますと、男はほかの複数人とともに、2023年12月、広島市南区の女性（75）の息子になりすまし、女性に複数回電話をかけ、「弁護士費用などの現金を至急必要としているので、代わりに行く弁護士の親族に現金を渡してもらいたい」などとうそを言って、広島市安佐南区の路上などで女性から現金計350万円を受け取ってだまし取った疑いが持たれています。

男は、女性から現金を受け取る役割だったとみられ、警察の調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているということです。

女性から警察に被害の届け出があり事件が発覚しました。

男は、この事件前日の12月15日から16日の間にも、男性（82）から現金92万円をだまし取ったとして、18日に逮捕されていました。

警察は、男が金ほしさで闇バイトに応募したものとみて、一連の事件のいきさつを調べています。