北九州のソウルフードといわれる、資さんうどんが尾道にオープンしました。広島に初めて店舗をかまえた資さんうどん…。広島老舗のうどん店と食べ比べをしてみました。
12月13日に尾道市でオープンした資さんうどん。1976年に創業。北九州市を中心に西日本で73店舗を構えます。広島県に出店してほしいという声に応えて、福山と尾道の集客が見込める2号線沿いにオープンしました。初日には、新店の味を楽しみにしているお客さんがズラリと列をつくって開店を待ちわびていました。
先頭に並んでいたお客さん(広島市から)
「(Q.何時から並んでいた?)だいたい8時半ぐらい」
「名前はよく耳にしていたが食べたことはない。今回広島に来られたので楽しみにしていた」
並んでいたお客さん(福山市から)
「肉ごぼ天うどんを以前食べて好きなのででそれを食べようかな」
店員
「皆様大変お待たせいたしました、資さんうどん尾道高須店、グランドオープンさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。お待たせいたしました。どうぞ」
店舗内の78席はあっという間にお客さんで埋め尽くされました。
先頭に並んでいたお客さん(広島市から)
「ごぼ天が分厚くで揚げたてのところがすごく美味しいです。想像より良かった。早起きしてよかったです」
それならばと開店翌日、田村キャスターもお店にお邪魔して食べて見ることに…。田村キャスターが頼んだのは、ミ二肉ごぼ天うどん・ミ二カツとじ丼・ミニぼた餅のセットです。
田村友里キャスター
「うわ、来ました。やー!!ありがとうございます。すごい盛りだくさんです。いい香りしてます」
いよいよ実食です。
田村友里キャスター
「うん!おいしい!麺がやわらかい!うどんおいしい、けっこう太めです。もちもちだ。ごぼういただきます。新鮮だ。だしはあっさり系だ。全然違う。おいしい。これは飽きの来ない味ですね」
分厚くて味のしみこんだカツとじ丼も制覇し、デザートのぼた餅もおいしくいただきました。
田村友里キャスター
「しあわせセット完食いたしました。すごいボリュームでした。満足感。ホント満腹になりました。これはまさに黒船襲来です。おいしかったです」
「資さん」社長の佐藤さんにこだわりを聞きました。
資さん代表取締役社長 佐藤崇史さん
「私たちは出汁にこだわっているうどんですので、他にないサバ節・昆布・しいたけなどいろんなうまみが詰まった出汁を毎日つくりたてがおいしいということで店舗で作っている。つくりたてのおいしい出汁をぜひ味わって欲しい。お客様にうどんの楽しみ、選択肢が広がればよりうどん業界も盛り上がると思っている。広島のうどん業界も私達が参加することで一緒に盛り上げていきたい」
広島うどん業界への「黒船」襲来を地元のうどん店はどう思っているのか。創業89年の老舗うどん店、ちからの小林社長にインタビューしました。
ちから代表取締役社長 小林正記さん
「資さんうどんは昔からある会社で九州で有名なうどん店の3つのうちの1つ。かなり客層が違うと思っている。おはぎを出されるんですよね。私たちは元々和菓子店なので、あとにうどんができた。そこで私たちと近いんじゃかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、そんなことはないと思う。黒船とは考えていない。逆に皆さんに見てもらえて一般の方がうどんを見ていただいてうどん業界全体がプラスになれば」
ちからのうどんのこだわりとは?
ちから代表取締役社長 小林正記さん
「一番こだわっているのは出汁ですね。出汁はその日の朝に作ってその日に提供できるように全店に配っている。したがって私たちの店は広島市内および周辺に集中している。それは朝作ったものが配送できるかどうかだけなんですね。
田村キャスターにとって「ちからのうどん」は、中学から高校にかけてテストが終わると自分へのご褒美に食べた思い出の味でもあります。
田村友里キャスター
「これです!おいしい!ちからのうどんはやわらかさが特長ですよね。おだしもしっかり深みが出てて、お肉のうまみが合わさって、最強です」
資さんうどん・ちからうどんの比較資さんうどんの創業は1976年ことしで48年、一方ちからは創業89年。来年で90年で小林社長は100年企業を目指しているとおっしゃっていました。席は資さんうどんははテーブル席が多く、ファミレスのような感じ。ちからはカウンター席が多い。また、どちらの社長もこだわりは出汁にあります。
資さんうどんは九州7県・大阪府・兵庫県・山口県・岡山県、そして今回、広島県に出店。今月27日には千葉県にもオープンするそうです。今後は広島県西部にも出店が決まっているそうで、私たちの生活により身近なものになりそうですね。
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