ノルウェーの首都・オスロでノーベル平和賞の授賞式が行われた10日、被爆地・広島でも被爆者や核兵器廃絶に取り組む若者が授賞式を見守りました。
上映を企画 安彦恵里香 さん
「やっと…。やっとこの時がきたのかと(受賞式に出席した)3人を見ると、こみあげてくるものがある」
広島市中区のカフェでは核廃絶に取り組む人たちなどが日本被団協の授賞式を見守りました。
受賞式を視聴した男性
「人類が自滅しないために、受賞は今からが始まりだと」
上映を企画した 田中美穂 さんは、核廃絶に向けて行動する若い世代を増やしたいと話しました。
田中美穂 さん
「わたしたち一人ひとりがどんな思いで被爆者が動いてきたのかを知る証人にならないといけない。記憶を介してわたしたちも一緒に核廃絶の声を上げていくことができると教えてもらった」
一方、原爆資料館には被爆者や若者などおよそ300人が集まりました。
参加した大学生
「広島で生まれた人間として平和のことをまだ知らないことがたくさんあって学ぶことが大切だと感じた」
会場には15歳で被爆した、切明千枝子 さんの姿もありました。切明さんは、核兵器のない未来をつくるきっかけになることを願っていました。
切明千枝子 さん(95)
「これが戦争や殺し合いのない平和な世界につながってくれるとありがたいし、うれしい」
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