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街灯にワニやソフトクリーム…!?町中にデジタルアートが出現 スマホでまちを巡る芸術祭

広島市の「まちなか」を会場に、スマートフォンで楽しむ芸術祭がはじまりました。

広島市中区の本川沿いに現れた妖怪「おさんぎつね」。

デジタルアートを現実の世界に重ね合わせた「ARアート」です。広島市中心部の14か所に、こうした作品が仕掛けられています。

スタート地点は広島駅です。

「ハチの絵を押してもらうと、ハチは解像度が目の中の分解度が低いのでかなりピクセル的な感じで見えてるんじゃないかと」
(STYLY アーティスト God Scorpionさん)

芸術祭のディレクターで、広島駅の作品を担当したアーティストGod Scorpionさんです。

「本作は異なる生き物の視点をみることで他の生き物がどういうふうに世界をみているのか、世界を感じているかを人の立場から垣間見ることができれば面白いなと」(アーティスト God Scorpionさん)

ポイントに設置されたQRコードを読み込むと、スマートフォンの画面を通してその場所ならではのアートが楽しめる仕組みです。

ゲーム感覚で楽しめる作品もあります。

「画面に出てくる火の玉を沢山タッチしていくとポイントがたまっていくんですね…」(記者)

こちらは、ネット上の画像などを現実の建物に重ね合わせることで、現実と仮想の中間の存在を生み出そうとする作品だということですが…。

「スマートフォンの画面をこちらにある街頭に向けてみます。すると街灯にワニとか、ソフトクリームを持った手が出現しました」(記者)

この企画は、都市空間を3Dで再現する国交省のプロジェクトの一環で、広島以外にも金沢と大阪で企画されています。

「今までだったらできなかったことがARで見られることもあるので、新しいまちの側面や、作家がどんなふうにその場所を見たのかを追体験する形で、鑑賞者に体験していただければ」(アーティスト God Scorpionさん)

芸術祭は12月6日から15日まで開催されます。

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