広島地検呉支部は5日、SNS型投資詐欺の疑いで逮捕されていた中国籍で東京都に住む会社役員の男性(42)と飲食店従業員の男性(25)を、不起訴処分にしたと発表しました。
2人は3月、他の人物らと、ジャーナリストの池上彰さんなどを名乗ってSNS上でうそを言い、取引所の担当者になりすまして自宅などを訪問して、京都市に住む女性から500万円をだまし取った疑いで逮捕されていました。また、会社役員の男性は、京都市に住む女性からもう500万円、広島県呉市に住む男性から710万円をだまし取った疑いでも逮捕されていました。
警察は、会社役員の男性が受け子役、飲食店従業員の男性は受け子の手伝い役とみて捜査していました。
一方、逮捕時の警察の調べに、会社役員の男性は「現金を受け取ったことは間違いない。投資の話は知らなかった」と容疑を一部否認、飲食店従業員の男性は「知らない」と容疑を否認していました。
広島地検呉支部は、2人について「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として、会社役員の男性を11月29日付で、飲食店従業員の男性を12月5日付で不起訴処分にしました。
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