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「原爆被害を世界に訴える」ノーベル平和賞の日本被団協が会見 10日に授賞式

ノーベル平和賞の授賞式を前に日本被団協が会見を開き、田中代表委員らが意気込みを語りました。

日本被団協 田中熙巳代表委員
「世界に訴えたいことはやはり原爆という原爆の被害というもの。その原爆の被害が人間にどういうふうな被害を与えるかということについては、やはりよく知られていないんじゃないか。」

都内での会見には、授賞式が今月10日に開催されるノルウェーのオスロに向かう代表団のうち田中熙巳代表委員ら6人が出席しました。

田中代表委員は「ヨーロッパにも大きな運動が起こるきっかけになってくれれば」と授賞式への期待を語りました。

20分間の受賞講演については被団協の歴史に重点を置く考えを明らかにしました。若者に期待するということも最後に言おうと思っていると述べました。

また講演の原稿を書くに当たって、相談しようと思っても、亡くなった仲間に聞くことができず、「寂しく悔しい思いをした」と先人たちを偲びました。

原稿は途中、風邪で体調を崩しながら1か月あまりかけて完成させたということです。

現地で田中さんら3人の代表委員は海外メディアの取材も受けるなど多忙な日々を送ります。同行する被団協のメンバーも証言活動などに臨みます。

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