RCC CLUB キャンペーン

「犯人検挙につながれば...」事件捜査の手がかり “似顔絵” 作成の技術を学ぶ講習会  記者も体験 広島

事件捜査で重要な手がかりとなる「似顔絵」を描く技術を向上させるため講習会が開かれました。実際に記者も似顔絵作成を体験しました。

講習会には若手警察官を中心に24人が参加しました。

似顔絵は主に事件の捜査で用いられていて、警察官が顔の特徴などを聞き取りながら作成します。

広島県内ではことしに入ってから10月末までに52件の事件捜査で似顔絵を作成。このうち10件が解決につながったということです。

講習会は、描き方を学ぶ前後でどれだけの差が出るのかを体感するため、何も教わらずに、いきなり絵を描くことから始まりました。

記者も参加し実際に似顔絵を書いてみます。

佐藤勇希 記者
「実際に描いてみた似顔絵がこちらになります。特徴はある程度捉えられたかなと思うのですが、カメラさんいかがですか?」

カメラマン
「ちょっと全体的にふっくらしているような…」

描き方の講義を受けて大きな変化が...

ここからどのくらい変化があるのでしょうか?

講義では、パーツの描き方やマス目を使った特徴の捉え方など、似顔絵作成で重要なポイントが多く紹介されました。

それを受けて、もう一度同じ似顔絵を描きます。

佐藤勇希 記者
「こう見ると講義を受ける前の絵はまるで別人ですね。この似顔絵からこの方はなかなか結びつかないんじゃないかなと思います」

今回は写真を見ながらの作成でしたが、実際は目撃者からの情報だけで似顔絵を描きます。

早い人だと9分で似顔絵を完成させるということです。

広島東警察署 刑事課 佐々木陽菜 巡査
「防犯カメラも普及しつつあるんですけど、山間部であるとか、付いてないところもたくさんあるので、そういったところでは(似顔絵が)必要になってくると思います」

科学捜査研究所 心理研究室 佐藤瑳紀 研究員
「偏った聞き方をすると(その印象に)強く引っ張られて、細かな特徴を覚えていられなくなってしまうので、その点に気を付けて(特徴を)聞きました」

県警本部長指定 似顔絵捜査官 高橋新伍 巡査長
「(たくさん)描けば一番のレベルアップになると思いますので、それが犯人検挙につなががればうれしいと思います」

広島県警は、多くの警察官が技術を習得できるよう、今後も講習会を開催するということです。

コメント (0)

IRAWアプリからコメントを書くことができます!!

新着記事

ランキング

※毎時更新、直近24時間のアクセス数を集計しています。