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「広島がどのような場所であったか思いをはせてほしい」エディオンピースウイング広島の建設地から見つかった 旧陸軍施設 遺構の一部を公開 

エディオンピースウイング広島の建設地で見つかった旧陸軍施設の一部が、21日から公開されています。

スタジアム南側で公開されたのは、旧陸軍で輸送を担当する輜重部隊の施設の一部です。部隊は主に馬で軍需物資を戦地に運んでいて、展示されているのは軍馬の厩舎と手入れ場の床材に使われていたアスファルトや石敷などです。

戦時中、広島城周辺には旧陸軍の関連施設があり、広島城西側の輜重部隊では400人以上が被爆して亡くなったとされています。

遺構は、2019年にスタジアム建設に伴う調査で確認されました。広島市は遺構の一部を切り取り、部隊で使われた馬を弔う「馬碑」のそばで展示することにして、ことし6月から工事を進めていました。

広島市 柳澤健輔 文化財担当課長
「展示を見ていただき戦前のこの場所や広島がどのような場所であったかということに思いを馳せてもらいたい」

より多くの人に展示を見てもらおうと、スタジアムの商業施設「HiroPa」の北東側にも、案内板と石畳が展示されています。

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