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寝室から現金を奪い家に火をつけ殺害しようとしたか 住人には睡眠薬を服用させ… 元大手証券会社員の男(29)を強殺未遂などの罪で起訴 男は弁護士に殺意を否認

広島市の住宅で、現金を奪った後に火をつけて殺害しようとした事件で、広島地検は20日、野村證券の元社員の男を強盗殺人未遂の罪などで起訴しました。

強盗殺人未遂と現住建造物等放火の罪で起訴されたのは、神奈川県葉山町の無職、梶原 優星被告(29)です。

梶原被告は事件当時、大手証券会社、野村證券の営業職として働いていました。

起訴状などによりますと、梶原被告は7月28日、広島市西区の80代夫妻が住む住宅で妻に睡眠薬を飲ませて昏睡状態にしたうえで2階の寝室の押し入れにあった現金およそ1787万円を奪いさらに、証拠を隠滅するため寝室の押し入れなどに火を放ち、殺害しようとしたとされています。

当時住宅には夫もいましたが、2人とも火事に気がつき無事でした。

梶原被告の弁護士によりますと起訴内容について「金を盗んだことがバレないようにするため、火をつけた」などと話していて殺意については否認しているということです。

一方、警察によりますと夫妻の自宅からは現金およそ2600万円がなくなっていました。

このため警察は、起訴内容にあるおよそ1787万円以外の現金については、梶原被告がこの日以前に夫妻の自宅を訪れた際に、盗んだものとみていて、捜査を進めています。

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