ダンプカーと乗用車が衝突し、ループ橋から転落した事故で、現場にはダンプカーのスリップ痕が残されていたことが分かりました。
この事故は、12日、広島市安佐南区の県道でダンプカーと乗用車が衝突し、2台ともループ橋から転落し、乗用車に乗っていた夫婦が死亡したものです。後部座席にいた40代の娘は、現在も意識不明の重体です。
捜査関係者によりますと、夫婦が乗っていた車のドライブレコーダーに、ダンプカーが左側の車輪が浮いた状態で、横転しそうになりながらぶつかってくる様子がうつっていたということです。
現場にはスリップ痕があったということで、警察はダンプカーが制限速度を超えた状態でカーブに進入した可能性があるとみて調べています。
また、警察は14日朝、ダンプカーの運送会社を家宅捜索。既に運行を記録するタコグラフなどをダンプカーから回収していますが、資料を押収して勤務状況や管理体制などを調べる方針です。
ダンプカーの運転手は重傷で入院していますが、警察は回復を待って、過失運転致死傷の疑いを視野に事情を聴く方針です。
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