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日本酒選びや高校の部活にも 身近に広がるAI活用 非常に便利…でも要注意

人工知能=AIについて考えます。こちらをご覧ください。

AIが実用化された際、果たす役割の一覧です。3種類あって、それぞれ「識別」は言語や映像などの解析、「予測」は意図の予測、「実行」は表現の生成などが考えられます。広島の身近な所でどんな風にAIが使われているのか取材しました。(VTRのナレーションもAIです)

白山貴浩 記者
「こちら、ずらりと日本酒が並んでいます。自分にあった日本酒を探すのはとても難しいのですが…それを解決してくれるのが、こちらです!」

これは日本酒ソムリエAIと呼ばれています。ひろしま夢ぷらざでは好みのお酒を探すのに利用してもらおうと、9月から導入しています。日本酒の風味をはじめその時の気分やイメージなどを選択すると、県産のおよそ120種の中から、AIがニーズを予測し、オススメのお酒を選んでくれます。


「結構案外あたってます」
「飲んでみないとわからない。とりあえず、お手軽サイズ買っている。自分が選んだものが(AIと)一致すれば良かったと思うので、参考にはなると思います」

高校サッカーの強豪校、瀬戸内高校サッカー部です。試合形式の練習を行なう際は、グランドの高い位置にAIカメラを設置します。AIカメラで撮影すると、シュートシーンを判別して、ゴールする少し前からの映像を自動で切り出してくれます。映像データはクラウドのサーバーで管理されているため、選手たちは、好きな時にそれぞれのスマートフォンで試合映像を見返すことができるようになっています。

これだけではありません。部員同士が、背中になにやら小さなデバイスをつけています。これは、GPSを使って選手の位置データを計測し、チームの戦力分析を行ってくれるAIです。

コーチ
「もっと中盤の選手がスプリント回数増えれば、もっと厚みのある攻撃ができると思う」

瀬戸内高校 サッカー部 長嶋弘人 コーチ
「うまくいかなかったゲームを見ると、サイドの選手の走行距離が伸びていないデータが出てくるので、それを基準にしています」

このシステムを使うと、試合中の個々の選手の走った距離やスピード、ダッシュした回数など詳しい運動量を数値化することができます。このデータによって、従来にくらべて選手へ客観的で的確な指導を行えるようになったそうです。

瀬戸内高校 サッカー部 長嶋弘人 コーチ
「ゲームによって、こいつ全然走れてないなって印象があっても、実際にデータを見ると、意外と走れてて、選手ががんばってくれていた部分がデータで見れるのはすごく助かる」

  ◇  ◇  ◇

中根夕希 キャスター
「AIのナレーションと言わなければわからないですね」

青山高治 キャスター
「非常に便利なんですが、注意も必要です。チャットGPTなどの生成AIは、人間が与えていないデータもインプットし、文章や画像や音声など、新たなコンテンツを生み出すことができますが、権利侵害やフェイク情報を含む可能性があります」

水津純江 コメンテーター
「受け取る側が見る目がないと、とっても怖いなって。AIの技術は進んでくと思うんですけど、便利に使うのはいいのですが、どこまでが人で、どこからがAI、みたいなバランス感覚は、どの分野でも求められるのかなという感じがします」

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