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先制するも投手陣踏ん張れず 広島カープ CS進出死守へ正念場続く(9月18日)

先週の “勝負の7連戦” が1勝6敗に終わり、崖っぷちに追い込まれた広島カープ。18日は、今シーズン、13勝5敗と8つ勝ち越している得意のヤクルト相手に巻き返しを図りました。

9月18日(水)ヤクルト vs. 広島(神宮球場)

カープの先発は、“悪夢の7連戦” では登板のなかった 九里亜蓮 。満を持して中10日での先発です。2回、オスナをチェンジアップで空振り三振に打ち取るなど上々の立ち上がりを見せます。

先制点がほしいカープは3回、ヒットで出塁した 矢野雅哉 が相手の一瞬のすきを突き、好走塁で2塁へ。沈滞ムードを打破しようと盛り立てます。

ここで8月以降、月間打率3割をキープする好調・秋山翔吾 。きっちりセンター前に弾くタイムリーヒットで先制点を奪います。

続く4回、連打で1アウト・二塁・一塁のチャンスをつかむとようやく当たりが戻ってきた 末包昇大 。「いい追加点につながった」とレフトへのタイムリーヒットを放ちます。

さらに三塁・二塁のチャンスで矢野がセオリー通り、たたき付けるバッティングで高いバウンドの内野ゴロを放ち、3点目を追加。試合を有利に進めます。

しかし、4回以降、突如、九里が乱れます。村上宗隆 に甘いストレートを打たれ、ライトスタンドギリギリに飛び込むツーランホームランを浴びます。

5回には引退を表明している代打・青木宗隆 から2か月ぶり、日米通算2724本目となるヒットがセンター前へ。神宮球場は大歓声に包まれます。その後、サンタナにタイムリーヒットを許し、青木が全力疾走でホームイン、同点に追いつかれます。

さらに6回には九里をリリーフした 塹江敦哉 が2失点。この日も救援陣が守りきれず、あっさり勝ち越されます。

反撃したいカープは7回、秋山・坂倉将吾 が連打でチャンスを作ると、9月の月間打率3割超えと調子を上げてきた 小園海斗 。「チャンスで1点を返せてよかった」と逆転に執念を見せます。

しかし、反撃もここまで。あと1点が重くのしかかり、あえなく敗戦。首位・巨人にマジック9が点灯、4位・DeNAには0.5ゲーム差に迫られる正念場を迎えました。(ヤクルト 5-4 広島)

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