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海自最大の護衛艦かが「空母化」発着試験へ呉基地を出港 米軍ステルス戦闘機F35Bを使用 米カリフォルニア州沖で実施予定

事実上の “空母化” への改修工事を終えた海上自衛隊の護衛艦「かが」についてです。戦闘機の発着試験をするため、呉基地(広島・呉市)を出港しました。

見送りの子ども
「行ってらっしゃい」

隊員およそ380人を乗せ海上自衛隊呉基地を出港したのは、ヘリコプター搭載型護衛艦「かが」です。家族や隊員らおよそ280人が見送りました。

乗組員の家族
「ちょっと寂しいので、元気で帰ってきてくれたらうれしいです」

「かが」は全長248メートル、海上自衛隊で最大の護衛艦です。RCCは2017年、就役当初のかがを取材していました。

海上自衛隊の担当者
― 空母じゃないかという印象を受ける?
「そういう質問はけっこう多いんですけれども、この艦の名前は『ヘリコプター搭載型護衛艦』。そのため戦闘機だったり、そういうものについては離発着はできないというところで」

日本の基本方針は「専守防衛」で、攻撃型空母の保有は許されないとされています。しかし、かがはステルス戦闘機のF35Bが離発着できるようにことし3月、事実上の空母化に向けた第1次改修工事を終えました。

報告 坊田貴則 カメラマン
「護衛艦『かが』の甲板は戦闘機が安全に発艦できるように元の台形から長方形に変わりました。また戦闘機のエンジンから出る高温の排気に耐えられるように耐熱塗装が施されています」

アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ沖で実施される訓練では、米軍のF35Bを使用し、発着艦の試験をします。そのほか、甲板にあるエレベーターを使い、格納庫に機体を納める手順や給油や整備、駐機に際して各種機器のサイズに問題がないかも確認するということです。

「かが」の訓練は、来月5日から11月18日まで行われる予定です。

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