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巨人との天王山3戦目 ミスから先制点 広島カープ チャンス作るもあと1本が…

優勝へ “崖っぷち” に立たされた広島カープは、左のエース・床田寛樹 が先発し、背水の陣で首位・巨人に挑みました。

9月12日(木)広島 vs. 巨人(マツダスタジアム)

まさかの連敗で迎えた巨人との天王山 第3戦。カープの先発・床田は、自己最多を更新する12勝目を目指すマウンドでした。好調・坂本勇人 を三振に斬って取るなど、2回までパーフェクトピッチングを展開します。

打線は2回ウラ、コントロールが定まらない 戸郷翔征 から2アウト・三塁・一塁のチャンスを作ります。打席にはバッティング大好きピッチャーの床田。鋭い当たりも戸郷へのピッチャーライナーで無得点に終わります。

直後の3回、床田は7番・浅野翔吾 に初球を打たれ、ツーベースを許します。ここで巨人は8番・門脇誠 が送りバント。床田は三塁へ投げようとしますが、小園海斗 がベースを離れていたため、振り向きざまに一塁へ。これが悪送球となり、ミスから先制点を許します。

嫌な流れからさらに巨人に2点を追加され、結局、床田は5回で降板となりました。

床田寛樹 5回 球数76 被安打4 失点3 自責点1

打線はようやく6回、小園のヒットなどで1アウト・満塁のチャンスをつかみます。しかし、6番・堂林翔太 、7番・末包昇大 が連続三振。チャンスを生かせません。

8回には2アウトから 坂倉将吾 のヒットなどで二塁・一塁のチャンス。1発出れば同点の場面で末包が打席へ向かいます。ここで巨人はクローザーの大勢を投入。2ボール2ストライクからの7球目。ボテボテのピッチャーゴロ。

カープは、“20度目の完封負け” で巨人を相手に地元で痛すぎる3連敗…。優勝が遠くかすんでしまいました。(広島 0-5 巨人)

  ◇  ◇  ◇

伊東平 アナウンサー
首位・巨人とのゲーム差は4。3位。阪神も同じく巨人とは4ゲーム差で並んでいます。さらにその後ろに2ゲーム差でベイスターズも迫ってきています。セ・リーグ戦線、巨人が一つ頭出たかなという感じがしますけど、直接対決は3試合残っているんですよね。

コメンテーター 木村雅俊 さん
(中国新聞社 編集委員室 特別委員)
地元でありますからね。そこで何かひっくり返せる状況まで、とにかくもうしがみつくしかないですよね。一気に4ゲームってなかなか厳しいので。

伊東平 アナウンサー
そして残り19試合というところなんですが、ハーン投手が一時帰国ということになりました。これまで中継ぎ陣を引っ張ってきただけに、ほかの中継ぎ陣でハーン投手がいない間をなんとか切り抜けて、きょうからの甲子園で勝ってほしいと思います。

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