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【徳島県】夏だけじゃない! 本場で一年中楽しむ阿波おどり

400年を超える歴史を持つといわれる徳島県の伝統芸能、阿波おどり。毎年8月になると県内各地でお祭りが行われ、熱狂の渦が巻き起こります。夏のイメージが強い阿波おどりですが、季節を問わずに楽しめる場所が続々とオープン&リニューアル。今回は、本場の阿波おどりを一年中体感できる、2つのスポットをご紹介します!


本場の夏さながらの臨場感。唯一無二の円形ステージが魅力の『tonaru SETO』

徳島県鳴門市の漁師町に佇む『tonaru SETO』。閉校となった旧瀬戸小学校・幼稚園を活用し、2024年6月にオープンした観光施設です。

建物は、鳴門市で多くの公共建築を手がけたモダニズム建築家、増田友也氏が設計したもの。かつての体育館は、重厚な打ち放しコンクリートとあみだ模様の窓のコントラストがなんとも印象的です。足を踏み入れると……。

体育館の名残をとどめる広々とした空間。陽の光がほんのり透けるカーテンや、天井に浮かぶドーナツ型の装飾が、幻想的な雰囲気を醸し出します。

こちらは、阿波おどりを観覧できる円形シアター。徳島県阿波踊り協会所属の有名連による公演を楽しめます(土日祝のみ)。
阿波おどりに特化した円形シアターの常設は全国初とのこと。本場の阿波おどりの特徴のひとつである、街のいたるところで自由に繰り広げられる「輪踊り」に近い演出を、さまざまな角度から観られます。
踊り子との距離が近いフラットなステージは迫力満点! 鳴り物(楽器)の響きが座席を通して全身に伝わり、まるで夏のお祭りにいるかのような臨場感を味わえます。

公演の途中には、実際に踊りを体験できるコーナーも! 出演連によるレッスンを受けた後は、訪れた人も踊り子も一緒に輪になって踊ります。
“踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん”は、阿波おどりの有名なお囃子。訪れたからにはぜひ“踊る阿呆”になって、本場の熱狂を体感してみてくださいね。

シアター内はなんと飲食OK! 併設の「tonaru SHOP」では、鳴門の海を想起させる「tonaruブルーソーダ」(税込500円)や、地元産のイチゴ「うずしおベリー」の果肉がゴロゴロと入った「いちごミルク」(税込500円)、徳島名産のすだちのスライスが浮かんだ爽やかにいただく「ビール」(税込600円)などを購入できます。冷たいドリンクを片手に、踊りを間近で眺める……。快適な屋内にいながら、真夏の桟敷(観客席)の醍醐味を味わえますよ。

阿波おどり公演は、毎週土日祝とお盆期間の11:00~12:00と13:30~14:30に開催。出演連などの詳細は公式ホームページでご確認を。

公演の前後は、校舎や園舎を歩いて建築美に浸ったり、展望デッキから穏やかなウチノ海を眺めたり。のどかな場所で思い思いの時間を過ごして。

『tonaru SETO』では、釣った魚をさばいて食べるイカダ釣り体験も実施。レンタル道具とインストラクターのレクチャーつきで、初心者でも手ぶらで気軽に楽しめます。


充実の公演数! 踊りや鳴り物のバーチャル体験もできる『阿波おどり会館』

JR徳島駅から、まっすぐ南へ歩くこと約10分。ユニークな逆台形の建物が、徳島市のシンボルである眉山(びざん)を背にそびえ立ちます。こちらは『阿波おどり会館』。年間を通して阿波おどりを楽しめるとあって、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。

施設は5階建て。3階の『阿波おどりミュージアム』には、阿波おどりの起源や歴史にまつわる資料や、昔と今の鳴り物、実際の衣装などが展示されています。

2024年2月に、デジタル技術を用いて全面リニューアル! ゲーム感覚で阿波おどりに触れられる体験コンテンツが新たに登場しました。
男踊り・女踊りを選べる「おどり体験」は、等身大のモニターの前で阿波おどり。CG映像と合わさることで、列の先頭で踊っているような感覚を味わえます。

「鳴り物体験」では、大太鼓・締太鼓・鉦の3種の楽器に挑戦。実際に流れるぞめき(阿波おどりのお囃子)と画面上に現れるアイコンに合わせて、タイミングよくボタンを押して演奏します。3人まで同時に体験できるので、家族や友人と盛り上がること間違いなし!

「阿波おどりVR」コーナーでは、夏の阿波おどり本番にバーチャルトリップ。専用ゴーグルを装着すると、ぞめきに浮き立つお盆の徳島市街や、大迫力の「総おどり」の光景が目の前に広がります。

2階の『阿波おどりホール』では、阿波おどり公演を毎日実施。阿波おどり会館専属連「阿波の風」による「昼のおどり」と、有名連が日替わりで出演する「夜のおどり」があり、一年を通して本場の踊りを観られます。

「昼のおどり」は、11:00~、14:00~、15:00~、16:00~の1日4回公演。時代とともに変化してきたさまざまな踊り方や、阿波おどりに使われる鳴り物の紹介を交えたパフォーマンスで楽しく魅せてくれます。

公演の中盤には踊りの体験コーナーも。踊り方のレクチャーを受けると、自然と体が乗ってきます。最後はみんなで一緒に輪になって演舞! 「ヤットサー」「ヤットヤット」と掛け声を交わしながら、軽快な2拍子のリズムに身を任せましょう。

1階の『あるでよ徳島』には徳島の特産品や伝統工芸品が豊富に揃い、お土産探しにオススメ。5階の『あわぎん眉山ロープウェイ山麓駅』からは、徳島市街を見渡すロープウェイに乗車できます。徳島市の魅力を一挙に堪能できる阿波おどり会館。ぜひ訪れてみてくださいね。


tonaru SETO
住所 徳島県鳴門市瀬戸町堂浦地廻り参220-1
TEL 088-688-0151(10:00~17:00)
営業日時 土日祝日、お盆 ※臨時休館日あり
阿波おどりは11:00~12:00、13:30~14:30の1日2回公演
料金 阿波おどりは大人2200円、中学生以下1100円、3歳未満無料
HP https://tonaru.jp/

阿波おどり会館
住所 徳島県徳島市新町橋2-20
TEL 088-611-1611
営業時間 阿波おどりミュージアムは9:00~17:00(最終入場16:45)
昼のおどりは①11:00~②14:00~③15:00~④16:00~の1日4回公演
夜のおどりは20:00~20:50
ロープウェイは4月~10月 / 9:00~21:00、11月~3月 / 9:00~17:30
定休日 2月、6月、9月、12月の第2水曜(祝日の場合は翌日)、12/28~1/1
料金 阿波おどりミュージアムは一般300円、小中学生以下無料。昼のおどりは一般800円、小中学生400円。夜のおどりは一般1000円、小中学生500円。ミュージアム、おどり、ロープウェイのセット料金あり。
HP https://www.awaodori-kaikan.jp/


瀬戸内Finderフォトライター 赤澤 由真

▼記事提供元

瀬戸内Finder

「瀬戸内Finder(ファインダー)」は、瀬戸内を共有する7県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の魅力を世界に発信しています。

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