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水の武道「日本泳法」に子どもたちが挑戦 400年の伝統泳法に悪戦苦闘も高難度「扇返し」に成功

水の武道といわれる「日本泳法」の魅力を伝えようと、広島市で体験会が開かれました。伝統の泳法を楽しく学ぶ子どもたちの様子を取材しました。

刀を持ったまま泳ぎ…。立ち泳ぎしながら傘を差す―。これが古来から伝わる「日本泳法」です。体験会には8歳から76歳までのおよそ20人が参加しました。

日本泳法は、江戸時代以降に生まれた武道で、長い距離を泳いだり華やかな技を魅せたり、目的に応じてさまざまな流派に分かれました。広島では「神伝流」が400年に渡って受け継がれています。

河合柑奈さん・杏果さん姉妹も初めて「日本泳法」を体験します。

妹 河合杏果 さん
「楽しみ」

姉 河合柑奈 さん
「やってみたいと思っていたので楽しみ」

2人はこのプールで「アーティスティックスイミング」を習っています。同じ場所で日本泳法の練習会も開かれていて、興味を持ったといいます。

泳ぎが得意な2人も独特の泳法に悪戦苦闘

姉 河合柑奈 さん
「ふだんの立ち泳ぎとは違うのが、びっくりした。同じ足が何回も動く」

2人も実際に体験してみます。まずは基本となる「あおり足」を教わります。

指導員
「足を曲げます。開きます。水がぐんと向こうにいったのわかる? これで自分の体を前に進める」

水泳が得意な柑奈さんも慣れない動きに悪戦苦闘します。

姉 河合柑奈 さん
「難しい」

― どこが難しい?
「足を開いてから蹴ると体が後ろにいってしまう」

妹の杏果さんも…

妹 河合杏果 さん
「カニさんみたい。顔が沈む…(笑)」

「できた!」高難度の技に挑戦

徐々にコツをつかんでいく2人…。姉の柑奈さんは片方の足に扇をはさんで回転する「扇返し」に挑戦しました。

姉 河合柑奈 さん
「できた!」

大人でも難しいといわれる「扇返し」に成功しました。

姉 河合柑奈 さん
「楽しかった」

妹 河合杏果 さん
「扇を足で上げるのが楽しかった」

400年受け継がれてきた「神伝流」ですが、若い世代への伝承が課題となっています。

神伝流広島游泳同志会 織笠寿榮廣 さん
「日本泳法が楽しいものだと少しの人数だがわかってもらえてありがたい。われわれから若い世代に絶えることなく、つないでいきたい」

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