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【台風情報】24時間以内に台風7号発生へ 気象庁予想 週末に“関東直撃”も お盆休みの土日に影響のおそれ アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【17日までの雨・風シミュレーション】

24時間以内に「台風7号」発生へ 日本の南海上から北上予想

気象庁は12日午前、日本の南海上にある熱帯低気圧が24時間以内に台風へと発達する可能性があるとして進路予想の発表を始めました。熱帯低気圧は台風となったあと北上して16日には関東のすぐ南海上を中心とする予報円に達する見込みです。その際には暴風域を伴っている予想となっています。

11日午後、南鳥島近海にあった熱帯低気圧が台風6号になりましたが、現在、日本の南海上は低圧部となっていて熱帯低気圧が次々と発生しやすい状態となっています。モンスーン(西寄りの風)と東寄りの風である貿易風によって低圧部となっているためです。

低圧部はモンスーンジャイア(渦)とも呼ばれますが、この低圧部内では低気圧性の反時計回りの風の流れがあるため、台風5号、台風6号や熱帯低気圧はこの風の流れに乗って反時計回りに動いています。

気象庁 週末に西日本から東日本へ接近の可能性

気象庁が日々の天気予報に使っている数値予報のシミュレーションの一つ、GSMモデルの予報です。

15日(木)雨・風シミュレーション

16日(金)雨・風シミュレーション

17日(午前)雨・風シミュレーション

これはこの通りになるのではなくあくまでイメージの一つですが、熱帯低気圧または台風が北上して17日に関東地方を直撃する結果となっています。

気象庁が週間天気予報の作成にも用いるアンサンブル予報のデータです。アンサンブル予報とは、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算し、平均やバラツキの程度といった統計的な情報を用いて気象現象の発生を確率的に捉えるものです。気象庁の全球アンサンブル予報では51通りの計算を行っています。

アンサンブル予報の結果では週末に、熱帯低気圧または台風となって西日本または東日本へと接近する可能性を示すデータが多くなっています。

気象庁は週間天気予報の資料の解説の中で、「16⽇頃は、東⽇本太平洋側を中⼼に、熱帯低気圧から変わる台風の動向等によっては警報級の⼤⾬や⼤しけとなるおそれがある。」とした上で、次のような見解を示しています。

・最新のアンサンブル資料(ENS)は、16⽇頃に本州南岸付近に近づく熱帯低気圧から変わる台風は、やや東に予想されるようになった。
・ 16⽇の熱帯低気圧から変わる台風について、GSM(気象庁)とNCEP(アメリカモデル)は東⽇本太平洋側に近づく予想をするが、ECM(ヨーロッパモデル)は三陸沖に進む予想をしている。
・アンサンブル資料には、GSMやNCEPに近いメ ンバーはあるが、ECMに近いメンバーはない。 

ではアメリカやヨーロッパの海外予報モデルについてもみていきましょう。

ヨーロッパモデルは関東方面へ進む予想データが多く

ヨーロッパ中期予報センターのアンサンブル予報結果をみると、日本の南海上に熱帯低気圧または台風が発生する可能性を示していますが、気象庁のモデルに比べると北上のタイミングは早く、また関東近海に進んだあと、関東の東を北上するデータが多くなっています。

ヨーロッパ中期予報センターが発表している地上天気図の14日~17日の予想です。

ヨーロッパモデルでは関東の東海上を北上、北日本の太平洋沿岸を進んでいく予想です。

アメリカ予報機関も北上を示唆 関東方面に向かう予想が多数

アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予報の結果です。発達しながら北上して東日本方面へと進む予想が多くなっています。まだ進路には近畿から関東の東海上まで大きなブレ幅がある状況です。

※台風情報については、最終的には気象庁の台風情報をご確認ください

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