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【台風情報】南鳥島近海で「台風6号」発生 日本の南海上では ”別の熱帯低気圧” 発生か 今週末に “東・西日本に接近” の可能性 気象庁・アメリカ・欧州の進路予想比較

「台風6号」が発生 南鳥島近海の熱帯低気圧が基準満たす 

気象庁は、11日18時、南鳥島近海にあった熱帯低気圧が台風6号になったと発表しました。台風は1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。この台風はさほど発達はしない予想で、13日には熱帯低気圧となる見込みです。

一方で、現在、天気図で示されている台風や熱帯低気圧以外に、今週は別の熱帯じょう乱が日本の南海上で発生して、週末に西日本から東日本へと接近する可能性があります。

気象庁 日本の南に熱帯じょう乱 週末に本州接近の可能性

気象庁が発表している週間天気予報の予想資料では、今週は南の海上に「L」マークがついていてます。来週に「熱帯じょう乱」が発生する可能性があるためです。熱帯じょう乱とは熱帯低気圧または台風を意味しています。

週間天気予報の作成にも用いるアンサンブル予報のデータを見てみましょう。アンサンブル予報とは、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算するものです。気象庁が週間天気予報で使うアンサンブル予報では51通りのパターンを計算しています。

アンサンブル予報の結果をみてみると、日本の南で気象庁の予想では、西日本へと接近する可能性を示すデータが多くなっています。

では海外の予報モデルはどうなっているのでしょうか。

ヨーロッパモデルでは東日本方面へ進む可能性が多く

ヨーロッパ中期予報センターでは、予想時刻までの48時間以内に、風速17m/s以上の熱帯低気圧が300km以内のエリアに入る確率を示した予想データを発表しています。その結果を見てみましょう。

13日夜の確率をみると、東北付近にある高い確率のエリアは台風5号の名残り、一番東側にある確率の高いエリアは台風6号になる可能性がある熱帯低気圧によるものです。それ以外に日本の南海上に確率が高いエリアがあります。これが今後発生すると予想される別の熱帯じょう乱とみられます。

今週末には東日本方面が確率が高くなっていますが、週末にかけて東日本方面へと北上する可能性があることを示唆しています。

アメリカ予報機関も別の熱帯低気圧の発生を示唆もバラツキ大きく

アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予想の結果を見てみます。16日(金)9時の時点での予想結果です。

アメリカ海洋大気庁の予想では、熱帯じょう乱の発生は予想されていますが、16日時点にどこへ進むかについては、西日本方面へと向かうデータ、東日本方面へと向かうデータとかなりのバラツキが見られます。

気象庁は、自国の予想データや海外予報機関の数値予想結果を踏まえて、現時点では次のような見解を示しています。

・⽇本の南では別の熱帯じょう乱がまとまる予想を各モデル⽰しているが、その後の発達程度や進路についてはモデル間のバラつきが非常に⼤きくなっている。⽇本付近は、概ねサブハイ圏内の中で、じょう乱の進路に影響するような流れが弱く、予想が難しい場となっている
・⽇本の南から北上する熱帯じょう乱の位置については、アンサンブルメンバーの中で⻄⽇本付近に進む予想をするメンバーが最も多いが、東⽇本や沖縄・奄美付近に進む予想をするメンバーも⼀部存在する
・16〜18⽇にかけて本州付近に予想している低気圧については不確実性が⼤きく、今後予想が変わる可能性があることに留意

※台風情報については、最終的には気象庁の台風情報をご確認ください

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