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【松本裕見子のDear WOMAN】女性のホルモンについて(7月14日(日)放送)

172回目も先週に続き、
広島中央通り 香月産婦人科の 
生殖医療科部長 兼 副院長 
楠田朋代先生にお聞きしました。

女性ホルモンの
代表的なものといえば「エストロゲン」
卵胞ホルモンとも呼ばれ、女性が妊娠・出産するために
なくてはならないホルモンです。
そして「プロゲステロン」は
排卵直後から卵巣でつくられる女性ホルモンの一つで
受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を整え、
体温を上げる作用があるため、
「妊娠を助けるホルモン」と言われています。

卵胞の成長が進むにつれて、
発育した卵胞からエストロゲンが分泌され、
排卵後には卵巣に残された卵胞は、
黄色の顆粒状の色素を含む細胞(黄体)に変化し、
約14日間、プロゲステロンを分泌します。
この黄体期にはエストロゲン・プロゲステロンともに
高い数値を維持して着床を支える準備をします。

ここで妊娠が成立しなければ自然に
2つのホルモン量は減り、月経がはじまります。
妊娠が成立してすればエストロゲンは
子宮に流れる血液の量を増やしたり、
乳房の中に通っている乳管を発達させて
母乳を作る準備を整えたり、
妊娠を持続させるために分泌量を増加させていきます。

プロゲステロンも
妊娠12〜15週頃には、ほぼ全量のプロゲステロンが
胎盤から分泌されるようになり胎児の成長を支えます。
そして出産後は、この胎盤も外に出るため
ここで分泌していたプロゲステロンは低下し
エストロゲンも分泌量が減るため
体内のホルモンバランスは大きく乱れます。

産後うつや抜け毛、肌荒れなどが見られるのは
このためなんですね。
このように、妊娠、出産、女性の日々の
健康にはホルモンが大きな影響を与えています。
ホルモンの働きを理解して、
上手に付き合っていけるといいですね。

松本裕見子のDear WOMAN

毎週日曜日 午前10:00~10:30 RCCラジオで放送中

女性の抱える様々な問題の解決法を松本裕見子が元気で素敵な女性や専門家から学ぶ30分。
「妊娠や不妊の悩み」「出産・子育ての相談」はもちろん、巷で話題のファッション、美容情報まで幅広いテーマをお届けしながら女性たちが元気になれる、頑張る女性を応援するための番組です。
https://radio.rcc.jp/dear-woman/

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