きのう夜からきょう明け方にかけて広島県内はまとまった雨となりました。朝６時までの12時間で40～50ミリくらいの雨量を観測。また、夜中に雷の音で目が覚めたという方もいらっしゃるかもしれません。一時的に雷を伴った強い雨が降った時間帯もありました。

上空に寒気を伴った気圧の谷が深まりながら西日本を通過し、それに対応して低気圧が九州付近に進んできています。これに伴って暖かく湿った空気の流れ込みが強まって大気の状態が不安定となったためです。

きょうは低気圧が発達しながら東へと進んでいきます。県内の雨のピークは過ぎましたが、午前中は暖かく湿った空気の影響が残ります。この予報マークの印象ほどずっと降り続くわけではありませんが、雨が降る所があるでしょう。

けさの県内の気温は、南部で10℃以上、北部でも10℃前後と冷え込みは弱い朝でした。ただこのまま昼間はあまり気温が上がらない予想です。西日本付近は等圧線の間隔がせまくなって次第に北寄りの風が強く吹きやすくなるでしょう。体感的に気温以上に寒く感じそうです。北部や内陸では昼以降は朝よりも気温は下がってきます。帰りの時間帯は朝に比べてかなり寒く感じるでしょう。

広島県南部には強風・波浪の注意報が出ています。波も午後は1.5メートルと瀬戸内側としては高い予想になっていますのでご注意ください。

今夜遅く以降は西から高気圧が進んでくるため次第に晴れてきます。あすは青空が広がりそうです。ただ雨上がりの晴天ですので花粉が多く飛ぶ予想となっています。花粉症の方は十分ご注意ください。