JR広島駅〜尾道駅の海沿いを走る観光列車『etSETOra(エトセトラ)』
高級感ただようスイーツBOX「瀬戸の小箱 和&洋」が予約限定で楽しめるスイーツや車内にバーカウンターが出現するトレインバーとなる、甘辛な二面性を持った魅力的な観光列車なのです。
今回の旅はJR広島駅から! ホームに降りると、そこにはもう『etSETOra』が待っていました。
瀬戸内海の海をイメージした「青」、海岸線から見える波の「白」がコンセプトというクラシックな佇まいが素敵! ブラック×ゴールドのロゴが映えています。
『etSETOra』は2両編成。1号車は紅葉に染まる宮島の千畳閣をイメージした落ち着いた雰囲気、2号車は尾道の石畳と瀬戸内の山の新緑を表現したクリーンな印象です。車窓を向いたカウンター席と、ゆったり向かい合える2~4人掛けのテーブルがあるので、指定席予約の際に好きな席をセレクトしましょう。
ちなみに『etSETOra』は無料Wi-FiとUSBコンセントを完備! スマホで好きなだけ写真を撮ったって快適です。
(写真は全てイメージです)
車内に乗り込み、広島駅を出発! さぁ、まずは車内販売を楽しみましょう。
『etSETOra』では、往路・復路ともに充実の車内販売を実施。ロゴ入りのオリジナルグッズが可愛い!
お土産に欲しくなっちゃいます。
旅のお供はやっぱり……おやつ! 〈たけはらの塩かりんとう〉〈だるまベリー〉〈島ごころレモンケーキ〉〈牡蠣まるごとせんべい〉 といった、沿線のお菓子がそろいます。
『etSETOra』は復路がトレインバーになるということで、往路ではお酒とおつまみをグッとこらえ、お菓子とドリンクをたっぷり購入しました。レトロさが胸キュンのクリームソーダ〈スマック〉は三原市産。プレゼントしたい可愛さ!
おやつを食べたばかりですが、きましたー! 事前予約していた「瀬戸の小箱」がコチラです!
「瀬戸の小箱〜和〜」は、呉市の老舗和菓子店『蜜屋』が広島市にオープンした『旬月 神楽』の謹製。「上生菓子」「お手作り最中」「胡桃菓子」がセット。
「瀬戸の小箱〜洋〜」は、広島市の人気洋菓子店『カスターニャ』製。「ピオーネゼリー」「柑橘チーズケーキ」「SelaPeaチョコレートケーキ」の3種類のスイーツが宝石のように輝いている……!
料金は税込各2,000円、乗車日の4日前までに要予約。
(季節・仕入状況などにより内容に変更が発生する場合あり)
『etSETOra』を存分に満喫するなら、ぜひ2種類ともオーダーしてほしい! 小箱を開けた時の高揚感ったらありません。
ちなみに「お手作り最中」とは、最中の皮に自分で餡を詰めて食べるから「お」手作りなのです。これはキッズも喜びそう。「餡ってこんなに入るの?」と言いながら、余裕でパクッといただきました。季節によって、最中の柄も、上生菓子の趣も、胡桃菓子の味付けも変わるよう。いつ乗っても楽しめますね。
JR呉線といえば、広島県の海岸沿いを東西に走る絶景ルートとして有名。そうです、『etSETOra』はオーシャンビューなんです!中には海ギリギリを線路が走っている箇所があったり、海に広島らしい牡蠣いかだや造船所が見えたり、リゾート感たっぷりな三原市・須波のビーチを通り過ぎたり。くるくると変わる景色にシャッターを切る手が止みません(ただし電車は快調に走っているため撮り逃すこと多々。撮影者泣かせ!)。
気の置けない友人と、「キレイだね〜」とうっとりしながらスイーツをパクパク。最高以外の言葉があります? これぞ最高の休日です。
『etSETOra』は途中、三原駅に停車します。
ここでプランBのご提案。三原駅で下車し、観光型高速クルーザー『SEA SPICA(シースピカ)』に乗り換えて、広島港まで帰るというルートも素敵ですよ!旅の上級者さんは、ぜひ企画してみてくださいね。
尾道駅に到着! 往路だけ利用の方はここで『etSETOra』とお別れです(途中駅での下車も可能ですよ)。
私たちは復路も『etSETOra』で広島まで戻るため、出発時間までしばし尾道観光。
『etSETOra』を往路・復路とも利用する場合は、尾道の滞在時間を2時間ほど取れるので、尾道でランチ&散策を楽しんで帰りはトレインバーに変身した『etSETOra』でまったり帰路……という使い方も可能です。
そういう訳で今回、やってみました。
ちなみに尾道ランチは、『朱』で尾道ラーメン。朱華園のあの味だ……。喜びの涙をこらえながら瞬く間に完食しました。
約2時間の尾道観光を終えたら、またまた『etSETOra』に乗り込みます。
さあ、ここからは『etSETOra』のお楽しみ第二弾。覚えていますか?
『etSETOra』は、復路にはトレインバーになることを……
最高〜! 『etSETOra』の1号車にバーカウンターが出現し、バーテンダーに姿を変えたアテンダントがおいしいお酒を準備してくれます。
早速オーダーしたのは『etSETOra』のオリジナルカクテル〈SETOUCHI BLOSSOM〉。広島が誇るジャパニーズクラフトジン〈サクラオブルワリーアンドディスティラリー〉と、竹原市に本社を構える『アヲハタ』のフルーツスプレッド「まるごと果実」を使用したジントニックです。
『etSETOra』では日本酒も出しちゃうってところが粋。酒どころ・広島のお酒で利き酒が楽しめるんです。
お酒は5種類から3種類を選べます。この時のラインアップは、安浦・盛川酒造の 〈白鴻(はくこう)〉 、安芸津・柄酒造の 〈於多福(おたふく)〉 、竹原・竹鶴酒造の 〈小笹屋 竹鶴〉 、三原・醉心山根本店の 〈醉心 稲穂〉、西条・賀茂鶴酒造の 〈特製ゴールド賀茂鶴〉 の5種類。
どれにするか悩んだら、バーテンダーさんにおすすめをチョイスしてもらいましょう。
おつまみにセレクトしたのは、広島市の人気店〈シマヘイ〉の燻製ナッツ。
恥ずかしながら初めて食べたのですが、おいしすぎて即完食しました。
力強い燻香、チーズのようにとろけるナッツ。車内販売で売ってほしいなぁ……。
お酒に合うスイーツも欲しくなる!という方のために
復路にも予約制のお菓子BOXがあるので、ご紹介します!
「瀬戸の小箱〜チ〜」は、広島市のチョコレート専門店marcoのクランブルショコラはいかが? オレンジピール、ピオーネ、無花果がトッピングされていて食感も楽しめちゃう!
「瀬戸の小箱〜焼〜」は、福山市の老舗ドルセ洋菓子店のイチゴやレモン味のプチタルト。サクサクの食感と焼きチョコの甘さがクセになる美味しさです!
料金は各税込2,000円、乗車日の4日前までに要予約。季節・仕入状況などにより内容に変更が発生する場合あります。往復ともに、スイーツは全て「tabiwa by WESTER」からのお申込みです。
※web(スマートフォンのみ)または、スマートフォン専用アプリからのお申し込みとなります。詳しくは「tabiwa by WESTER」をご覧ください。
はい。そんなところで、気の置けない友人と、車窓の景色を楽しみながらスイーツを食べて、尾道で遊んで、列車内のバーでお酒を飲んで。
もう一度言いますね。最高以外の言葉があります? これぞ最高の休日です。
『etSETOra』は、呉市・東広島市・竹原市・三原市・尾道市、そして広島市を結ぶ観光列車。今回は往復ともに『etSETOra』に乗車しましたが、もちろん片道だけの利用もよし、途中駅での下車・乗車もOK。
『etSETOra』に乗る人が自由に旅をカスタマイズできる、そんな列車です。スイーツを楽しむ往路も、お酒を楽しむ復路も、どちらも大人が大満足の内容。新しいオトナ旅に、ぜひ出発してみてくださいね!
観光列車 etSETOra
https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/area_hiroshima/etsetora/
問合せ/JR西日本お客様センター
電話/0570-00-2486
瀬戸内ファインダーライター 瀬戸内Finder 編集部
▼記事提供元
「瀬戸内Finder(ファインダー)」は、瀬戸内を共有する7県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の魅力を世界に発信しています。
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