山の近くでは、あちこちでトゲの付いた栗が実り始めています。焼き栗に栗ご飯、モンブランと食欲の秋には色々と食べたいものが多くなりますね。
その栗を使った言葉に「火中の栗を拾う」というものがあります。
他人の利益のために、あえて危険に身を投ずることという意味です。フランスの寓話が由来となっているのですが、フランスでは意味が少し異なるようです。
由来となっている寓話「猿と猫」は、意地悪な猿が猫を騙して栗を手に入れるという話です。直訳すると、「火から栗を引き抜く」となり、騙されて他人のために危険を伴った行動をするという意味になります。
日本語であれば、他人のための行動という猫目線の意味になりますが、フランス語では騙される人の行動を客観的に見る、猿目線の意味になっていて、若干異なっているのです。
他人への優しさも忘れず、他人を騙すことなく、真っすぐ生きていきたいものですね。
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