警察官をかたる人物から、広島県呉市の男性が2億円あまりの暗号資産をだまし取られた事件で、広島県警は27日「道具屋」の女を逮捕しました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区島之内に住む、自称・風俗店従業員の女(33)です。

警察によりますと、女はほかの複数人と共謀し、2025年11月ごろから26年1月ごろまでの間に、警察官になりすまして、呉市の男性(70代)に電話するなどして「東南アジアを拠点とした詐欺グループの一件にあなたが関わっている」「あなたの取引を分析するので、あなたの資産を暗号資産に変えて送金する必要がある」などとうそを言い、2億267万円相当の暗号資産を送信させて、だまし取った疑いが持たれています。

「全く分からない」と容疑を否認

警察の調べに対し、女は「全くわからない」と容疑を否認しています。

この事件を巡っては今月すでに、電話番号を偽装する「電話交換機」の設置に関与するなどしたとして、「道具屋」と呼ばれる男(31)が逮捕されています。

女は、この電話交換機の運搬に関与した疑いがあるということです。

設置された「電話交換機」を使った特殊詐欺事件は、これまでに全国で約90件発生していて、被害額は7億3000万円ほどに上るということです。警察は、事件の全容解明に向けて捜査しています。