広島東洋カープは13日、4年ぶりにビジターユニフォームのリニューアルを発表しました。
コンセプトは「伝統と誇りを受け継ぎ、輝かしい未来のはじまりへ」。デザインを担当したデサントジャパンのデザインディレクター・岡野哲大さんが新ユニフォームのデザインに込めた思いを語りました。
岡野哲大さん
「我々デサントでは、『Design that moves』という大切にしているテーマがあります。それはウェアを通じて着る人の心や体を豊かにする、そういった思いを込めて大切にしているテーマであります。今回のビジターユニフォームに関しても、我々はデサントのノウハウであったり、機能美に対するこだわり、思いなどを全て注ぎ込んでいます」

「一概に赤と言っても赤にも100種類以上ある」こだわり抜いた“赤”
岡野さんがこだわり抜いたのは、ユニフォームの「赤」色にあったといいます。
岡野哲大さん
「最大の特徴、一番大変だったところはこの『赤』の表現です。球団からは『光が差し込んだ瞬間に、輝く赤を表現してほしい』と希望が伝えられました。一概に赤と言っても赤にも100種類以上あると思っています。抽象的な内容をいかに表現していくかという点に、頭を抱えたことを今でも覚えています」
新ユニフォームの試作品は何十種類にも及びましたが、球団からはなかなか合格が出なかったと岡野さんは振り返りました。それでも、一切妥協しなかったのは球団はもちろん、岡野さんもこだわりの赤を追求し続けたからだといいます。
岡野哲大さん「昇華プリントと呼ばれる生地をプリントとして染める色では、深い赤が出にくい。そのため、手間はかかるのですが、染色をして赤を染め抜くという生地を採用しました」

マツダスタジアムに何度も足を運び…一番輝くユニフォームを
ついにたどり着いたこだわりの「赤」。選手が試合で着用した際の見え方などにも注意を払ったといいます。
岡野哲大さん
「実際に色の確認をする際は、マツダスタジアムに何度も足を運びました。日光の下、ナイター照明の下…愚直に検証してこの輝かしい赤が生まれたのかなと思っています」
さらに今回のビジターユニフォームには、新たに水色が加わっています。
岡野哲大さん「この水色の分量や色彩を間違えると、こだわってきた赤が損なわれる可能性がありました。そのため、本当にミリ単位で調整をすることで今回のデザインができあがりました」

デザインだけじゃない…機能性とデザインが融合し選手のパフォーマンス向上へ
新ユニフォームはデザインだけでは無く、機能性もこだわりを。デザインと機能性が融合することで、初めてユニフォームとして完成されると岡田さんは語ります。
岡田哲大さん
「選手の方々からはストレッチ性のある生地がほしいという声をいただいていました。こだわり抜いた赤と、ストレッチ性を担保するためには、「360度グリップ」という生地を採用しています。耐久性もあり、厳しく長いシーズンも耐えれるような素材になっていると思います。このユニフォームが選手のパフォーマンス向上、戦う気持ちを高めるようなものになっていけばと考えています」

「ファンに長く愛されるようなユニフォームになれば」
岡野さんは最後に、新しいユニフォームがこれまでのものと同じく、ファンに愛されるものになるよう願いを込めました。
岡田哲大さん
「選手にはこのユニフォームを着て素晴らしい成績を残してもらい、ファンも『このユニフォーム、良かったな』と言っていただけるような、ファンの皆様からも長く愛されるようなユニフォームになればなと心から願っています」
新たなビジターユニフォームの先行販売は、15日午前10時~11月1日午後4時まで、球団のホームページで受け付けるということです。













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