広島県出身の硤合憲三さんがノーベル化学賞に選ばれたことを受け、広島大学でゆかりのある人たちが9日、記者会見を開き、エピソードなどを語りました。
「この論文が出た時、絶対ノーベル賞だと思っていた」
広島大学の東広島キャンパス。記者会見をしたのは、硤合さんと長年、交流があるという広島大学大学院の井上克也教授ら4人です。東京大学理学部化学科の先輩後輩の間柄だという井上教授は、硤合さんの受賞について笑顔で語りました。
広島大学大学院 先進理工系化学研究科 井上克也教授
「ものすごくうれしい。ちょうど論文が出たのが私の学生の最後の年だったし、何しろ、すごい研究だと思ったので、それはうれしい。近い研究室だし、先輩後輩の関係でもあったから、存外の喜び」
井上教授は2004年から10年ぐらい、硤合さんと共同研究に取り組んだこともあったといいます。硤合さんの人柄については。
広島大学大学院 先進理工系化学研究科 井上克也教授
「人に対しても実験に対しても化学に対しても、ものすごい謙虚な方。どんな学生が聞きに行っても、ちゃんと答えてくれる。どんな後輩でも、ちゃんと聞いてくれる。実験結果が出たら『何で』『おかしい』『絶対何かある』と突き詰めていく姿勢。科学者として尊敬すべき先輩だなと学生時代から思っていた」

一方、キャンパス内では、広島県出身の硤合さんの受賞に、学生たちも影響を受けた様子でした。
理系の大学院生
「率直に広島出身の方がノーベル賞を受賞されるというのはうれしく感じているし、基礎研究は花が開くまで時間がかかる研究分野だと思うが、そんな中でコツコツと新しいことを見いだして研究され続けてきたことは、(理系の学生として)うれしく思う」
理系の大学院生
「受賞されたことで、もっと基礎研究にお金が行くかもというニュースなども出ているので、それはうれしいことだなと思った」
理系の大学院生
「同じ日本の先輩の研究者が世界で名を馳せているというのは、日本人の研究者の励みになるだろうと、すごい感じている」
井上教授は近い将来、広島大学で硤合さんの講演会を開きたいとしています。
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