来週12日(月)に迫ったハンドボールの新リーグ「リーグH(エイチ)」の開幕戦に向け、名門・安芸高田わくながハンドボールクラブが最終調整に入っている。
1969年の創部以来、国内4大大会で通算56回の優勝を誇る同クラブだが、2013年シーズンを最後に13年間プレーオフ(上位進出)から遠ざかる苦しい時期が続いている。長年の停滞を打破するため、チームは今シーズン「ゼロからの再出発」を切った。
全チーム最年少・32歳の助安監督が掲げる「選手主体」のチーム作り
古豪復活の指揮を執るのは、リーグH全15チームの中で最年少となる32歳の助安功成(すけやす・こうせい)新監督だ。
昨シーズンを「惜しい試合が多く、選手同士で共通認識が持てていなかった」と分析する助安監督。課題克服に向けて掲げたテーマは「選手主体のチーム作り」である。
助安功成 監督
「選手一人ひとりがしっかりと考えを持ち、チームの強化というよりは、改めて0(ゼロ)から1になろうとしている」
監督と絆の深い川上キャプテンが架け橋に
この新しいビジョンを現場で牽引するのが、川上勝太キャプテンだ。助安監督とは現役時代に長く一緒にプレーしてきた間柄でもある。
川上勝太 キャプテン
「監督のおっしゃっている意味を自分なりに噛み砕き、選手に伝わるよう意識している。声かけや自分自身の取り組む姿勢でチームを支えていきたい」
時速100km超!「空中の格闘技」の凄まじい迫力
ハンドボールは「空中の格闘技」とも評されるダイナミックなスポーツだ。コート上では激しい身体接触が繰り広げられ、わずか6メートルの至近距離から時速100キロを超えるシュートが飛び交う。
取材に訪れた伊東アナウンサーも川上キャプテンの強烈なシュートを体感。「ジャングルから虎が飛び出してきたような迫力。選手が5倍くらい巨人に見え、ボールも大きく感じる」と、思わず後ずさりするほどのパワーとスピードに圧倒されていた。

見据えるは13年ぶりのプレーオフ進出
チーム改革の成果は着実にあらわれ始めている。今年9月に行われた国民スポーツ大会(国スポ)では、見事全国準優勝を果たし、手応えを深めている。
川上勝太 キャプテン
「レギュラーシーズンで上位6位に入り、プレーオフへ進出することが目標だ。スピード感あふれるハンドボールと積極的な得点で、見ていて楽しくなる試合をお見せしたい」
対話と連携をゼロから積み重ねてきた安芸高田わくなが。13年ぶりのプレーオフ進出を目指し、新たな戦いへと挑む。
【試合情報】
- 大会名:リーグH 開幕戦
- 日時:10月12日(月)
- 対戦相手:大崎オーソル埼玉
- 会場:電光石火みよしパーク
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