広島東洋カープの新井貴浩監督が9日、マツダスタジアムを訪れ、61勝78敗4分けで4位に終わったシーズンについて松田元オーナーに報告しました。またこの秋は若手選手の“フィジカル強化”をテーマに掲げ、就任5年目に向けた準備を進めます。
<主なやりとりは下記の通り>

オーナー挨拶にむかうカープ新井貴浩監督

Q:オーナーにはどのような報告を?
新井監督:1年間色々なことがあったんですけど『来年しっかり頑張ります』ということをお伝えしました。(オーナーからは)『大変だと思うけど頑張ってくれ』と声をかけていただきました。

Q:来シーズンに向けてはどのような気持ち?
新井監督:もう来シーズンに向けて始まっていますので、しっかりやっていきたい。

Q:今シーズンの4位を振り返ってー
新井監督:色々なことがあったんですけど結果的に4位ということで選手は本当によく頑張ってくれた。今年はピッチャーも野手も若い選手が少しずつ力をつけてくれているなと実感していますので、またさらにそこを伸ばしていけるように秋季練習、秋季キャンプとやっていきたい。

Q補強面ではオーナーとどのような話を?
新井監督:補強についても外国人選手、またドラフト等、様々な話をさせていただきました。(ポジションなども)もちろん要望させてもらい、すごく真摯に聞いていただきました。

“ゾンビタバコ”問題に揺れた2026年シーズンを終えて…

オーナー報告を終え取材に応じる新井貴浩監督

Qグラウンド外の出来事について話はされましたか?
新井監督:いえいえ。そこは事前に話はしていますので、もう来シーズンに向かってチームをどういうふうに立て直していくか、またどういうふうに生まれ変わっていくか“前向き”な話だけさせていただきました。当然、底上げというのは大切だと思うんですけども、やっぱりプロ野球は応援していただいてるファンのみなさんがいるおかげである。(最終戦の)挨拶でも言わせていただきましたけども、来シーズンは今シーズンの分までファンの方に喜んでもらいたい。またたくさん笑ってほしいなと思いますし、自分も笑いたいなと思います。

Q今季のファンの声援はどういった力になっていた?
新井監督:色々なことありましたけれども、たくさんのファンの方々に応援していただいて、最終戦も満員の中で応援していただいてもう感謝しかないです。来シーズンは本当にたくさん喜んでもらいたい。もうそれしかないです。

3年連続のBクラスに終わった今季を経て若手選手に求めることとは?

来季で就任5年目となる新井貴浩監督

Q秋季練習や秋のキャンプのテーマは?
新井監督:今までは秋季練習、秋季キャンプと実戦をかなり多く取り入れていたんですけど、今年は**“フィジカル面の強化”**を目的として、トレーニングコーチにメニューをしっかり考えてもらってもう準備をしています。

Qその意図は?
新井監督:(選手の)エンジンを大きくしないといけないと感じている。何をするにしても基本的なもの、体の強さ、筋量。今までは実戦を結構多めにやっていたんですけど、トレーニングコーチにも自分の意向を伝え厳しいメニューを作ってくれと伝えています。簡単に言えば体を追い込んで体を強くしていく、エンジンを大きくしていく、馬力を上げていく。その作業だと思います。とにかく体に負荷をかけていくメニューを作ってくれと言っています。(例年以上に)体はしんどくなると思う。当然いい選手は年々体が大きくなっていくし、自分も(現役時代に)トレーニングで追い込んできてやったっていうのもある。とにかくガンガンに体を追い込んでいきましょうということ。<以上>

 今後は、数日のオフを経て、フェニックスリーグに帯同しない選手らは広島で練習を再開し、秋のキャンプでさらなる強化に励みます。また22日のドラフト会議にむけ広島での最後のスカウト会議を9日にひらきましたが、その後にドラフト1位選手の公言はありませんでした。過去4年は斉藤優汰、常廣羽也斗、宗山塁、立石正広の1位指名をこの時期に発表していましたが、ことしは監督の意向や他球団の動向をみながら直前まで熟考し選手を決定する方針ということです。