建設工事の働き方を大きく変えるかもしれません。AIを使った遠隔操作や自動走行で作業を行う実証実験が広島市で行われました。
土砂を掘り起こすショベルカー。操縦席には誰もいません!土砂を運ぶ運搬車。こちらの操縦席も無人です。

現場では最新技術が!

ここは2019年の豪雨で被災した広島市安芸区の砂防ダム建設現場。近くで待機する移動式のオフィスカーでは、たった1人の作業員がこの重機2機を同時に動かしていました。
作業員
「便利だと思いますよ、大きな造成でキャリーダンプが行ってくれて荷をおろして帰ってきてくれるのは凄く有り難いです」
ショベルカーで土砂を掘る作業は遠隔で操作されています。さらに、運搬車にはフィジカルAIが搭載され、足場の悪い現場でも自動で土砂を運んでいきます。現地を訪れた遠隔自動システムの開発担当者はー
アースブレイン 野田和秀マネージャー
「広島の現場は非常に面積が狭くて急斜面な砂防現場が多いという特徴があります。この現場で弊社が開発していますクローラーダンプ(運搬車)がちゃんと施工できるかどうか」
全国初の取り組み!

広島の老舗ゼネコン・鴻治組と実証実験を行いました。
鴻治組 青木陸空・現場代理人
「遠隔でバックホー(ショベルカー)を操作する事は今まで事例があると思うんですけど、一つのコクピットから二台の無人機を動かすと言うのは今までにはない事例だと思います」
人手不足や人材の高齢化が進む建設現場。このシステムでは、
◆これまで2人以上必要だった作業員が1人に削減でき、
◆現場の危険区域に作業員が立ち入る必要がなくなるなど、作業の効率化や安全性の確保が図れるといいます。
高校生も見学

この日、現場を見学に来ていた将来、建設業などを目指す生徒たちは…
見学した高校生「思ったより凄かったです、AIとか」「こういう就職につけたらいいなと思っています」
現場の担当者は、さらなるAI活用に期待しています。
鴻治組 久保寛幸・監理技術者
「今回は運搬で自動化というところだったが、今後は積み込みとか掘削にも自動化が入っていけば建設現場もよくなっていくんじゃないかと思います」
AIの活用で技術革新が進む建設現場。危険・過酷とのイメージがあるかもしれませんが、今後、老若男女問わず誰でも働けるようになるかもしれません。
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