混雑が課題となっている広島市の原爆資料館について、展示を広島国際会議場に拡張するための案が示されました。今後、検討が進められる予定です。
原爆資料館は、来館者の増加で混雑が常態化していて、特に大型連休などでは身動きがとれないような状況も生じています。被爆者の八幡照子さんは「説明文を読んで理解してもらうために、展示場を広げていただきたい」と、混雑緩和に向けた取り組みを期待していました。
28日に開かれた「平和文化のまちづくり懇談会」ではこれまでの会議で出た有識者の意見を踏まえて、混雑緩和のために展示スペースを拡張する案が示されました。
具体的には、原爆資料館の西隣に位置する広島国際会議場の3階、およそ1000平方メートルを活用するものです。従来の展示を移設するだけでなく、新たに、被爆者個人の物語や復興に焦点を当てた展示を設ける案で、10年後までを目処に実現したい考えです。
資料館と国際会議場は現在も業務用の通路で結ばれていますが、幅が狭く、段差もあるため、通路を掛け替えて拡幅する方向です。
一方、展示の拡張などには大幅な費用がかかることから、大人の入館料を、今後5年以内に現在の200円から500円に引き上げる案も示されました。これらの案は12月に最終的な取りまとめが行われ、本格的な検討が進められる予定です。









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