広島県で続く転出超過…その理由の多くを「就職」が占めていて、
若い世代に「地元企業の魅力をいかに伝えるか」が喫緊の課題となっています。
若者の県外流出を防ぐ鍵となるのでしょうか。
広島信用金庫が去年から始めた地元企業と大学生を繋げる試みを取材しました。
大学生×地元企業=斬新な商品アイデア???

会場に集まったのは、地元企業6社と県内の大学生38人。
これは、地元の中小企業と大学生が協力して、「新しい商品のアイデア」や「販売促進プラン」を作り上げる、5日間の実践型インターンシップイベントです。
主催した広島信用金庫は、顧客から「採用に苦戦している」という声が多く聞かれたことから、開催を企画しました。
イベントの担当者は「【企業側】には普段接点を持ちにくい大学生の斬新なアイデアを経営に活かすキッカケになればいいと思うし、【大学生】のみなさんには地元の魅力がある企業を知っていただくことで、地元で働くことを考えるキッカケになれば」と話します。
苦戦続くブライダル企業から大学生へ求める課題

地元企業による「課題の発表」が行われました。参加した企業6社のうち、広島市南区に本社を構え総合ブライダルを展開する「京都嵯峨野」の課題は…
『どうすれば、結婚式をしたいと思ってもらえるか』
京都嵯峨野の藤正幸司社長によると、
コロナ禍を機に結婚式をあげる人が激減し、現在も水準は回復していないそうです。
解決策を会社で話し合っても、既に結婚した30~50歳代のスタッフばかりになってしまうため、今後結婚し顧客になりうる若い世代のアイデアを求めて、今回のイベントに参加しました。
まずは結婚式を体験だ!大学生がドレスサロンへ…
学生たちは課題発表のあと、チームに分かれて担当する企業を訪問します。
京都嵯峨野チームが最初に訪れたのはドレスサロン。そもそも結婚式を経験したことがないため、まずは体験してみようとやってきました。
「京都嵯峨野」が自社で所有する衣装は1000着以上。西日本最大級の品揃えです。
初めて間近で見る衣装に、学生たちの目が輝きます…。
好きなドレスを選んで、試着させてもらえることになりました。プロの手によってヘアメイクも施され、登場したウエィデングドレス姿に、大学生たちからは歓声があがりました。

「ワクワクが止まらない!」体験で大学生たちが感じたことは…

フォトスタジオを備え、衣装選びからヘアメイク、撮影までを一括提供する京都嵯峨野。
写真のみのウェディングなど、多様なニーズに応える独自の強みを、学生たちは楽しみながら学びました。
体験を終えた大学生は…
「撮影ひとつにしても、俯瞰で見れるのも新しい。新鮮な体験でずっとワクワクが止まらない。今もそんな状態です」
「色んなお客様に合わせて、色んな提案をしているのもよく分かったので、とても貴重な体験でした」
みんなが感じたワクワクを、どう伝える…??

京都嵯峨野の担当者は、最後に、体験を終えた大学生たちへ問いかけました。
「結婚式って、お呼ばれしないと参列もできないし、なかなか体験するところが身近に無い。今日みんながワクワクした、楽しかったっていうのを広島の新郎新婦に伝えるには、どうすればいいんだろうか?」
学生たちはこのあと、企業の課題を解決するためのアイデアを考え、発表会に向けてプレゼン資料を作ります。
大学生から斬新なアイデアが爆誕…!

6日後…各チームが企業に向けてプレゼンする日になりました。
京都嵯峨野チームのアイデアは…?
京都嵯峨野チームの発表
「5年、10年目、20年目など、夫婦にはそれぞれの節目があります。そこで私たちは、夫婦の節目を結婚式やフォトウエィデングで祝う、『節目婚』を提案します。」
新郎新婦の獲得に的を絞るブライダル業界にとって、結婚したあとの人をターゲットにする学生たちのアイデアは、とても斬新なものでした。
「狭い視野を見事に切り開いてくれた!」

発表を聞いた、京都嵯峨野の藤正社長は…
「この業界ですごく凝り固まった狭い視点を見事に切り開いてくれた。率直にありがとうと思っています。」
イベントを終えて大学生たちは…
「この会を通じて、京都嵯峨野さんだけではなくて色々な企業の説明を受けることで、『あ、こんな企業あるんだ』って新鮮に感じることができました」
「就職にはまず企業を知ることが大事だと思うので、そのキッカケになったなというのは大きく感じています」
完全無料で広島情報


コメント (0)
IRAWアプリからコメントを書くことができます