東京のホテルや飲食店が相次いで、広島県産のグリーンレモンを使ったオリジナルメニューを出していると聞き、訪ねてきました。東京で広島を感じる絶好の機会になっています。

東京ドームホテル(東京・文京区)
まず向かったのが、東京ドームホテル(東京・文京区)。お目当ては、1階のロビーラウンジ「ガーデンテラス」にありました。
「広島県産グリーンレモンを使用したモヒート風レモンスカッシュ」。8月中旬から販売されている期間限定のドリンクです(税サ込1900円)。

「広島県産グリーンレモンを使用したモヒート風レモンスカッシュ」
ガラスのマグカップで運ばれてきた涼しげな見た目に期待がふくらみます。モヒート風と言うだけあってミントの葉が浮かんでいますが、主役にはライムではなく広島県産グリーンレモンが。
飲んでみると、グリーンレモン特有の爽やかさが頭の先から胸元あたりまで一気に広がりました。1杯につきグリーンレモンをほぼ1個使っているとの話に納得です。マグカップの中のグリーンレモンはそのままいただくこともできます。
広島県東京事務所から「グリーンレモンを使ってみませんか」と提案を受け、ひと月ほど試作を繰り返してメニュー化したそうです。
ガーデンテラスの尾本友里恵支配人は「まずはスタッフみんなで味見して、黄色いレモンとは違う味や香りが気に入りました。お客様の反応も上々です」と教えてくれました。
注文すると、広島県のキャンペーン「OK!!広島」のステッカーをプレゼントしているということで、広島のPRにひと役買っています。9月30日までの期間限定ですが、残暑や雨のジメジメを吹き飛ばす1杯になりそうです。

広島県のキャンペーン「OK!!広島」のステッカーがプレゼントされている
黄色く熟す前の若い状態のグリーンレモン。酸味に加えて甘みと爽やかな香りがあり、皮がやわらかいことなどが特徴ですが、味と香りのバランスがちょうど良い状態で収穫することは難しいと言われています。そんな希少価値があるグリーンレモンを、お酒が進む料理に使っている飲食店がありました。

酔心酒蔵 新橋駅前店(東京・港区)
やってきたのが、「サラリーマンの聖地」新橋駅西口のSL広場からすぐの場所にある「酔心酒蔵 新橋駅前店」(東京・港区)。広島県三原市の日本酒醸造元 醉心山根本店がルーツの山根東京本社が、日本酒「醉心」を販売するために、今から60年以上前の1965年に始めた歴史ある和食店です。
数年前から広島の食材メニューに力を入れていたところ、東京ドームホテルと同じように広島県からアプローチがあり、グリーンレモンのメニュー化検討を進めたそうです。
東京駅にある系列店はドリンクに取り組みましたが、新橋の店はお酒が進むような料理を考えてみようということで、元々扱っていた地鶏や刺身など3つのメニューをアレンジしました。
「神明鶏グリーンレモン挟み」(税込1100円)、「鯛のカルパッチョ グリーンレモン仕立て」(税込1200円)、そして「鯛のグリーンレモン南蛮漬け」(税込750円)。
いずれもグリーンレモンのスライスをしっかり使い、肉や魚とそのまま一緒に食べるスタイルです。口の中で噛んだ途端、こちらもグリーンレモンの酸味と甘さ、爽やかさが広がります。来店客は、最初は恐る恐るレモンスライスごと食べ始めても、すぐに気に入ってもらえるそうです。

「神明鶏グリーンレモン挟み」

「鯛のカルパッチョ グリーンレモン仕立て」

「鯛のグリーンレモン南蛮漬け」
新橋駅前店の藤田浩史店長は「7月中旬の提供開始以来、席の予約の時に扱いがあるかどうか確認するリピーターもいるほどです」と想定以上の反応に手応えを感じています。そして「まだ内容は秘密ですが、第2弾のグリーンレモンメニューも計画中です」と笑顔を見せていました。
仕掛け人となった広島県東京事務所の担当者は「提案が受け入れられて喜んでいます。これからも、まだ知られていない広島の食材の魅力をアピールしていきます」と意気込んでいます。
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