ラジオカーリポーター中村沙織です。

今回訪れたのは、広島市西区横川新町にある「手織適塾SAORI広島」。

室内には木でできた大きな織機が16台ずらりと並んでいました。

子どもの頃に「おりひめ」という小さな織機のおもちゃで遊んでいた私は「あ!似てる!」と懐かしい気持ちになりながら‥

でも、目の前にある織機はもちろん本格的。
椅子に座って、足元のペダルを踏みながら織っていきます。

そして何より目を奪われたのが、壁一面に並んだ色とりどりの糸!
なんと、およそ8,000~9,000本もあるそうです。

深いオレンジに落ち着いたネイビー。
秋らしい色を選びながら「この色とこの色を合わせたらどうなるんだろう?」と考える時間も、すでに楽しいんです。

決まりがないから、失敗もない

さをり織りの大きな特徴は、決められた織り方がないこと。

好きな色を選んで、自分の好きなように織っていいんです。

私もスタッフの石岡さんに教えていただきながら、いざ挑戦!

片方のペダルを踏むと、縦に張られた糸が上下に分かれて、その間にすき間ができます。
そこへ「シャトル」という道具に糸を入れて、右から左へ通します。

そしてペダルを踏み替えて、今度は「おさ」を手前にトンッ。

これを繰り返して、少しずつ布ができあがっていきます。

「幅がちょっと変わってしまったらどうしよう?」
「太くなったり、細くなったりしたら失敗?」

そんな心配もいりません。

むしろ、幅の違いや不揃いなところも、その人らしい「味」になるんだそう。

同じ糸を使っても、色の組み合わせや織り方によって、仕上がりは一人ひとり違います。

「失敗がない」というのも、さをり織りならでは。

上手に作ろうと力が入りがちな私も、肩の力を抜いて自由になれるような気がしました。

4歳から90代まで。自分だけの作品を

手織適塾SAORI広島では、初めての人でも体験することができます。

なんと4歳くらいのお子さんから90代の方まで、幅広い年代の方が楽しんでいるそうです。

体験では、自分で織った作品を完成させて持ち帰ることもできます。

そして、定期的に通って自分で布を織り、その布を使ってミシンで洋服やバッグ、帽子などを作ることも。

自分で糸の色を選んで、自分の手で布を織って、そこから形にしていく。

完成するまでのすべての過程に、自分らしさが詰まった「世界にひとつ」の作品です。

この秋、新しいことを始めてみたい方。
「上手にできるかな?」ではなく、「自分はどんなものを作ってみたいかな?」という気持ちで、さをり織りを始めてみるのも楽しそうです。

ちなみに現在、SAORI広島では「さおり」という名前の方が体験半額になるキャンペーンも!

もちろん、私も「これは行くしかない!」と、体験してきました。

織機を動かしながら、少しずつ形になっていく自分だけの布。
黙々と織っている時間も、とっても楽しかったです!