秋雨前線と台風による影響で、週後半にかけて大雨が予想されています。全国各地で大雨による浸水被害が相次いでいます。水害のリスクについて、改めて確認します。
8月13日、千葉県を記録的な豪雨が襲いました。「線状降水帯」が相次いで発生し、各地で冠水。濁流が道路を覆い、川のようになりました。

この一週間以内にも、石川・富山・福井で「レベル5大雨特別警報」が発表されるなど、各地を豪雨が襲っています。
水深60センチの冠水で車のドアにかかる”水圧”は?

RCCウェザーセンター 梅川千輝 気象予報士
「JAF広島支部では、冠水時にドアにかかる水圧を体験することができます」
再現するのは「水深60センチ」の冠水でドアにかかる水圧。成人男性が全力でドアを開けようとしても…。
RCCウェザーセンター 梅川千輝 気象予報士
「全然開かない…。ドアが内側に返される。壁に押されているイメージ」
JAF広島支部 西原大介さん
「それくらい水圧が高い」
床面以上が水に浸かるとエンジン停止のおそれ

JAFによりますと、一般的に車の床面以上が水に浸かるとエンジンが停止。タイヤの高さを超えると車体が浮いて流される危険があるということです。
JAF広島支部 西原大介さん
「徐々に水が入ってきて、焦ってパニックになる可能性は十分考えられる。冠水エリアには入らない・行かない」
今後、日本海にある秋雨前線が南下し、日本の南にある台風24号が北上する予想です。3日午後以降、広島県内でも雨が強まる見込みです。
広島地方気象台は警報級の大雨になる可能性があるとして、警戒を呼びかけています。
**“風水害”で屋外犠牲者「3割」が車内で被災 **

静岡大学防災総合センターによりますと、1999年~2023年の間に、全国の「風水害」で犠牲になった人が、被災した場所は「屋外」と「屋内」の割合がほぼ同程度です。
そして、「屋外」で亡くなった人の3割が、車の中で被災しています。
土砂災害は「立ち退き避難」が重要
一方で、災害別にみると「土砂災害」はおよそ8割が”屋内”で被災していますが、「洪水・河川」の犠牲者はおよそ7割が”屋外”で被災しています。

特に「土砂災害」は災害の危険度が高まる前に、”立ち退き避難”することが重要です。
雨や風が激しく災害の危険度が高まった中での屋外行動は、「洪水・河川」の被害に巻き込まれるリスクが高いことをデータが示しています。
大雨時の”屋外行動”リスク

大雨時の「屋外行動」のリスクをまとめます。
「浸水エリアの車移動は危険」です。立ち往生や水没のおそれがあるので、むやみに移動せず、安全な場所で待機してください。
大雨が帰宅時間帯と重なった場合なども、自宅までの帰り道で、「低地の浸水」や「河川の増水・氾濫」のリスクが高まっているおそれがあります。無理に帰ろうとせず、安全な建物の上の階に身を寄せるなども1つの方法です。
「川や用水路、冠水エリア」には絶対に近づかないでください。地下施設やアンダーパス、周囲より低い場所は短時間で浸水する危険があります。
冠水エリアの車の危険

JAFによりますと、一般的に車の床面以上が水に浸かるとエンジンが停止。タイヤの高さを超えると車体が浮いて流される危険があるということです。
水圧でドアが開かなくなるおそれもあります。
「冠水エリアには入らない・行かない」ことが重要です。
“冠水想定箇所”の確認も

地域の災害リスクはハザードマップ以外でも、確認することができます。
「中国地方整備局」はアンダーパスなどの”冠水想定箇所”をWEBで公開しています。
平時にこうした地域のリスクを確認することも備えになります。
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