広島東洋カープの大瀬良大地(35)が30日、1軍に昇格した。5月5日に登録抹消となって以来、マツダスタジアムで久しぶりに1軍に合流したチーム最年長投手は「CSへの望みを繋いでいるのでちゃんと貢献したい」と残り30試合に向け力を込めた。

マツダスタジアムでキャッチボールをした大瀬良大地
プロ13年目の今季は4月と5月に1試合ずつ先発するも0勝2敗 防御率9.82と結果を残せず長いファーム生活を送っていた大瀬良。2軍でも先発しながら調整を続けていたが7月以降に4連敗。5失点以上する試合も3度あったが、今月15日以降、ファームで中継ぎとして登板。「リリーフに移るのではなく、先発に戻ったときも出力を高めていけるように」と指導陣から提案されたショートイニングでの調整で、8月23日のオリックスとの2軍戦では最速153km/hのストレートを投げるなど球威が増していた。
10年ぶりのリリーフ登板でCS圏内へ巻き返しを図る
2軍では8月中旬からの3度のリリーフで無失点と結果を残した大瀬良。「周りのみなさんが思ってくれていたよりも、ボールの強さやスピードも含めいいものが見えた。**『この強さがあればなんとか勝負できるんじゃないか』**という手応えがあった」と2軍での日々を振り返った。出力向上の背景にはフォームの修正やトレーニング、入念なメンテナンスなど、裏で支え続けたトレーナーやスタッフの存在があった。大瀬良は「全タイミングがかみ合ってくれた。本当にいろんな方面に感謝が詰まっています」と笑顔で話した。

背番号14を背負い13年目の大瀬良大地
29日のヤクルト戦で5失点した19歳の菊地ハルンに変わり1軍昇格。当初は先発に戻る予定だったがブルペン待機が濃厚となった。中継ぎでの登板となれば2019年の9月23日以来となるが、この日は永川勝浩(現・広島2軍投手コーチ)の引退試合で、先発した永川に変わり1回表1アウトから2番手で登板し7回まで投げていたため、短いイニングのリリーフとなれば2016年9月24日以来、10年ぶりとなる。
チームは現在、クライマックスシリーズ(CS)進出をかけた負けられない戦いの最中だ。大瀬良は「下(2軍)でも気持ちを切らさずに、そのときをしっかり準備して待っていた。まだまだ戦っていけるチャンスが残っている。(1軍に)やっと戻ってこられたなという気持ちはもちろんありますし、何よりみんなが頑張ってCSへの望みを繋いでいるのでちゃんと貢献したい」と意気込んだ。
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