273回目は、向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生に
「子供のあせも」というテーマで伺いました。

ぷにゅぷにゅっと肉付きの良い赤ちゃんの場合は、
首のまわり・脇・肘・膝の裏など、お肉が重なって「蒸れそうな場所」が
赤くなってジクジクしてきます。

ちょっと大きなお子さんだと、汗をかいてそれが乾いたときに
汗の管が詰まって水ぶくれのようになり、肌がざらざらして痒くなります。

汗には尿酸などの成分が入っていて、それが皮膚に刺激を与えて悪さをしてしまうんだそうです。
人間が持つ汗腺の総数は、子どもも大人もほぼ同じですが、
身体が小さい子どもは、面積あたりの汗腺の密度が大人より圧倒的に高いので
密集した汗腺から一気に大量の汗が出ると
あっという間に汗で蒸れたり詰まったりしてしまいます。
これがこどもにあせもができやすい原因です。

あせもが重症化すると、ガリガリと掻きむしった傷口から黄色ブドウ球菌などの
細菌が入り込み、その傷口を触った手で別の場所をかくことで、水ぶくれが
身体のあちこちに飛び火していく「とびひ(伝染性膿痂疹)」になってしまいます。

あせも予防の基本は「高温多湿の環境を避けること」と
「発汗の必要性をできるだけ減らすこと」です。
屋内であれば、エアコンや通気を利用して、
まずは子どもに過度な発汗をさせない環境づくりを心がけてください。

衣服も通気性の良いものを選びましょう。
汗をかいてしまったら、
「流す・こまめに拭く・着替える」が鉄則です!

また、「あせもだと思っていたら、実は違う病気だった」というケースもあります。
「こんな軽いあせもくらいで病院に行っていいのかな?」と迷う親御さんも
いらっしゃるそうですが…梶梅先生は、「迷うくらいならいつでも来てくださいね」
とお伝えしているそうです。