272回目は、向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生です。
夏の危険な暑さから子どもたちの命を守る方法を伺いました。

7月は1年の中で最も熱中症のリスクが爆発的に高まるそうです。
子どもは体が小さい分、外の暑さの影響をダイレクトに、全身で受けてしまいます。

大人に比べて、汗をかいて体温を下げる仕組みが未熟で水分が減ったときのダメージも小さな体のほうが大きくなります。
そのため、大人が気づいたときには事態が悪化している、ということも起こりやすいんだとか…。
地面からの照り返しによる輻射熱も、小さなお子さんやベビーカーに乗っている
赤ちゃんは地面に圧倒的に近く、大きな影響をうけます。

熱中症の初期症状としては顔が赤くなる、大量に汗をかく赤ちゃんだと、
機嫌が悪くなる・ぼうっとしているなどの症状が現れるそうです。
進行すると、汗がピタッと止まって皮膚が熱く乾燥し、脱水状態になります。

対策として…まずは水分補給です。
意識がしっかりしていて自分で飲める段階であれば、経口補水液やスポーツドリンクを飲んで様子をみます。
「自力で水分補給ができない」「吐く」という症状が出た場合は、家庭でのケアの限界を超えています。
直ちに医療機関へ搬送し「点滴」などの医療処置を受ける必要があります。
広島県内の小児救急電話相談「#8000」なども活用してください。

熱中症を防ぐための最大の防御、それは日頃の「規則正しい生活習慣」に尽きます。
近年の夏の暑さは、私たちが子どもだった頃の夏とは別物の暑さです。

お父さんやお母さん自身も、この厳しい暑さの中で看病や育児、お仕事にと
本当に大変です。親御さん自身が寝不足で疲れていると、お子さんの小さな異変に
気づくのが遅れてしまうこともあります。
ぜひ、ご自身の体調管理も同じくらい大切にしてくださいね