広島県東広島市で2月に発生した会社役員の男性が殺害され、住宅が放火された事件。その後に起きた広島県三原市の生き埋め強盗殺人事件。
倉本幹太容疑者(29=強盗殺人の罪で起訴=)は、東広島の事件の共犯関係とみられる友人の徳田雅希 容疑者(当時29=東広島事件について死亡のまま書類送検=)を借金700万円の返済を免れるために殺害したとされています。

借金を隠すためなのか、「倉本容疑者とみられる男」が周囲に語っていた”真逆の主張”。RCCは倉本容疑者とみられる音声を入手しました。

関係する2つの事件と借金トラブル

「徳田容疑者から500万円貸してくれと言われ、『助けてあげなければ』と思って貸して...」

そう話すのは、徳田容疑者に金を貸したという男性です。かつて自身の会社でも「徳田容疑者を雇っていた」というこの男性は、東広島市で会社役員の男性が殺害された10日後に徳田容疑者に500万円を貸したと話します。

その後、返済日としていた「3月10日」になっても徳田容疑者と連絡が取れなかった男性。そのとき連絡してきたのが、倉本幹太 容疑者でした。

「倉本幹太から連絡があり、『徳田にお金を貸しとるんじゃけど、連絡をしても、連絡がつかない』と言っていた」と男性は話します。

倉本容疑者が電話で話したことは?

起訴状によりますと、倉本容疑者は3月9日に徳田容疑者を殺害したとされています。しかし、倉本容疑者は9日以降、「金を貸した徳田容疑者と連絡がとれない」と周囲に話していたといいます。

その際の"男性の妻"と"倉本容疑者とみられる男"の電話でのやりとりです。

妻「幹太くんは結局(徳田容疑者に)全部でなんぼ貸しとるん?」
倉「900(万円)ですね」
妻「900万?」
倉「はい」
妻「(それを)全部貸しとるん?全部で?」
倉「そう、そうっすね」

警察などは倉本容疑者が徳田容疑者から700万円を借りていたとみています。しかし、この音声では「900万円を貸していた」と話しています。

さらにやり取りは続く

妻「(徳田容疑者を)詐欺で訴えようと思うとるけ、私はね。どう思うとる?」
倉「ちょっと(警察署に)行かないけんなって感じ。まぁ雅希(徳田容疑者)の親が立て替えてくれんのんだったら、まぁ」

男性らと倉本容疑者は、警察署へ被害を訴えに行くことにしました。しかし当日、倉本容疑者は姿を現さなかったといいます。

男性は当時について「3月18日にLINEで『今回インフルエンザでいけなくなったんで、また後日行きます』と送られてきた」と振り返ります。

いずれも否認する倉本容疑者

倉本容疑者は、三原市の事件のほか、東広島市で起きた事件でも殺人や放火などの疑いで逮捕されていますが、いずれも容疑を否認をしています。

今後どのようなことが明らかになるのか、事件の全容解明に向けて捜査が続けられています。