今日は三次市三良坂町長田のもぐもぐ農園を訪れました。

目の前に広がっていたのは、一面に咲く鮮やかな黄色の花。まるで黄色いじゅうたんのような風景ですが、実はこれ、すべてサボテンの花なんです。

「サボテン」と聞くと砂漠や暑い国を思い浮かべますが、ここは冬になると雪も積もる三次市。しかもビニールハウスではなく、屋外の畑で育てられていることに驚きました。

一面に広がるサボテンの花

畑の広さはテニスコート約2面分。その広い畑いっぱいに、手のひらほどの大きさのサボテンが並んでいます。

高さは膝下ほどですが、先端には握りこぶしよりも大きな黄色い花がいくつも咲いています。まるでハイビスカスのような華やかな花で、一株に30輪近く咲いているものもあるそうです。
6月いっぱいは次々と花が咲き、しぼんではまた新しい花が開くそうで、しばらくこの美しい景色を楽しめるとのこと。

雪にも負けないサボテン

育てているのは、もぐもぐ農園の浜井陽一さん。

もともとは地域で観賞用として育てられていたサボテンを譲り受け、畑で栽培を始めたそうです。メキシコ原産のサボテンも試したそうですが、寒さに耐えられず枯れてしまったとのこと。
一方、このサボテンは冬になるとしわしわになって地面に倒れ込み、春になると再び立ち上がるそうです。

三次市の気候にしっかり根付いた、まさに“地域育ち”のサボテンでした。

メキシコで出会った食文化

浜井さんは奥さまの仕事の関係で、2年間メキシコで暮らした経験があります。
現地ではサボテンは特別な食べ物ではなく、スーパーで普通に売られている野菜。タコスの具材やスープ、サラダなど、日常的に食卓に並ぶそうです。
食物繊維が豊富とのことで、ダイエット食材としても人気があるそう。
日本でももっと広まってほしいと話してくださいました。

食べ方を知って、もっと身近に

今回は食用サボテンとベーコンの炒めもの、ゆがきサボテンの塩昆布和えをいただきました。

シャキシャキとした食感にオクラのようなぬめり、そしてほんのりとした酸味。クセが少なく、とても食べやすい野菜です。

一方で、「どうやって調理したらいいのかわからない」という声も多いそう。そこで浜井さんは、自ら講師となって食用サボテンの料理教室を定期的に開いています。

炒め物やサラダなど家庭で楽しめるレシピを紹介していて、開催予定はもぐもぐ農園のInstagramで案内されています。

また、食用サボテンは三次市のトレッタみよしや庄原市の道の駅たかの、広島市内の一部スーパーなどでも販売されていますよ。

黄色い花を楽しみ、実際に味わい、さらに料理にも挑戦できる食用サボテン。三次市の畑から生まれた新しい地域の味が、少しずつ広がっています。

もぐもぐ農園

Instagram▷ https://www.instagram.com/mogumogu_farm?igsh=MXVjYWY1enBtem1tYQ==