アメリカとイランの戦闘終結に向けた覚書署名後、初めてとなる協議がスイスで行われました。この直接協議の行方が注目される中、中東情勢悪化の影響を受けている広島の住宅業界の受け止めを取材しました。
ウエカド 上角善之社長
「この白く見える吹きつけの断熱材、これがウレタンなので、価格がすぐに3割ぐらいアップした。供給停止まではいっていないが、どうしてもコスト面で影響を受けている」
海田町で建築中の住宅です。中東情勢の悪化によるホルムズ海峡の事実上の封鎖で、日本の住宅業界は原油由来の資材高騰やナフサ不足に陥りました。
ウエカド 上角善之社長
「これは集成材といって、3センチぐらいの材料を重ね合わせて成形してつくっているが、これを接着するのに接着剤がいるので、そういう影響で今から上がるという話は聞いている」
このほか樹脂製のサッシなど、原油由来の製品が軒並み値上がりしていて、メーカーなどからは、さらなる値上げの連絡も届いているといいます。
ウエカド 上角善之社長
「一時期、風呂関係が入ってこないという時もあったが、その辺は徐々に解消してきている。あとは接着剤、シンナー、塗料、これは、まだ納期の先が見えないという状況になっている」
今回の中東情勢をめぐるアメリカとイランによる戦闘終結に向けた動きについて、現場では、どのように受け止めているのでしょうか。
ウエカド 上角善之社長
「覚書を交わしたからといって100%かというと、まだまだ不透明な部分はたくさんあると思うが、原油価格がかなり落ち着いたみたいなので、そうした面でみると少しは安心していいのかなとは思うが、まだまだ予断を許さない状況が続いている」
一方、物価高が進む中、日銀は政策金利を1%に引き上げることを決めました。今後は、住宅ローンや企業の借り入れに影響が出る可能性もあります。
ウエカド 上角善之社長
「住宅ローンの金利が上がるので住宅の買い控えが出てくると思うのと、事業者は調達金利が上がるので金利負担が経営を圧迫する厳しい時代になる」
一日も早い情勢の安定が望まれます。
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