264回目も向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生です。
「梅雨時期は喘息が悪化しやすい」というテーマで伺いました。
最近、お子さんの『コンコン』という咳が気になり始めていませんか?
梅雨時期に喘息の患者さんが増えるのは気圧の変化が大きく影響しています。
5月は、移動性高気圧が次々とやってきて、気圧が乱高下しやすいんだそうです。
この変化に自律神経が反応し、気管支が狭まってしまうことがあります。

もう一つはダニとカビの影響です。
5月、6月と暖かくなるにつれて、ダニが一気に増えることも悪化の要因です。
冬の間に溜まった埃や、寝具に潜むダニの死骸などが、湿気を含んで舞い上がりやすくなり、それが喘息の引き金になります。
ダニアレルギー対策として掃除は大切ですが、ダニは家の中だけでなく、
公園の砂埃など外にもどこにでもいるものです。
ダニに触れない生活は難しいといえますが…晴れた日にはしっかりお布団を干したり、夜発作が起きやすいので、喉を労わるためにこまめな水分補給を心がけたりすることも大切です。
そして意外と盲点なのが「外遊びの後のケア」です。
雨上がりや曇りの日に外で元気に遊ぶのは良いことですが、
濡れたままの服で体を冷やすと気道が過敏になります。
帰宅したらすぐに着替えて、温かい飲み物で気道を潤してあげてください。
それだけで発作の引き金を一つ減らすことができます。

ただ、 今の喘息治療は非常に進歩しています。
毎日決まったお薬や吸入を続けることで、スポーツも運動も他のお子さんと同じように思いっきり楽しめるようになります。
喘息を隠すものではなく、自分の体を知るためのバロメーターだと捉えてみてください。
正しい知識を持って、無理なく見守ってあげることが大切です。
一緒に乗り越えていきましょうね
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