小さな子どもを中心に夏に流行する「手足口病」が、5月末に急増したとして、広島県は4日、「警報」を発令しました。どんな病気なのか、専門家に聞きました。
もり小児科 森美喜夫院長
「手足口病は夏風邪の一種で、手のひらと足の裏に発疹が出ます。それから口の中に口内炎が出る病気です」

広島市南区のもり小児科では、「手足口病」の患者はまだそれほど多くはないとのことですが、前日に診察した赤ちゃんにも、その症状が見られました。
もり小児科 森美喜夫院長
「手足口病を起こすウイルスというのは5つも6つもあるので、何度かかかるし、その年・流行によって、そのブツブツの感じとか口内炎がたくさんできるとか症状は若干違います」
発熱する場合もあり、一般的には1週間程度で治るそうです。酷い例では、発疹が体中に出ることもありますが、反対に、感染しても全く症状が出ないケースもかなり多いそうです。患者の半数が2歳以下で、ほとんどの人が就学前にかかり終わる、とされています。
何度もかかって免疫を獲得!
例年の流行は夏にかけてが多く、今、全国的にも増加傾向にあります。広島県内では、福山市で5月最終週に報告された患者数が44人、1医療機関あたり、6・29人となり、「警報レベル」の5人を上回り、県が警報を発令しました。
感染経路は、飛沫感染や接触感染などで、特効薬やワクチンはありません。森院長は、普通の風邪と同じように捉えていると話します。
もり小児科 森美喜夫院長
「不顕性感染(症状が出ない感染)で済む、またはかかっても軽く済むためには、やはり普段の生活を規則正しい生活、3食きっちり取って、体を動かして、休息も取って、夜しっかり寝るっていう基本的な生活習慣がとても大事だろうと思います」
手足口病は、インフルエンザのような「感染=出席停止」ではありません。そもそも症状が出ない感染者が多いので感染のコントロールが難しく、熱が下がれば登園や登校は可能だということです。

受診の目安となるのは、
・頭痛や嘔吐を伴う
・高熱が続く
・口内の発疹が痛くて水分不足になるなどの症状です。
乳幼児は自分の状態を会話で伝えることが難しいので注意が必要です。
また、まれに大人が感染すると、発疹が痛みを伴うこともあるそうです。
県では予防法として、
▽手洗いやおむつの適切な処理
▽タオルを共用しないことなどを呼びかけています。
ぜひ参考にしてみてください。



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