イワシ網漁が10日、広島湾一帯で解禁され、呉市では特産品の「ちりめん」に加工するシラス漁が始まりました。一方で、中東情勢の影響が夏の味覚にも及んでいます。

呉支局 戸井宏光記者
「今日からイワシ網漁が解禁です。今年は中東情勢の影響で船の燃油などが高騰するなど厳しい船出となりそうです」
呉市の石野水産では、カタクチイワシの稚魚、シラスを水揚げして「ちりめん」に加工し販売しています。
初日としてはまずまずの水揚げも…

10日は、解禁に合わせ4隻の漁船が漁に出ました。群れを見つけると、2隻の漁船で袋網を広げ、シラスを追い込んでいきます。最初の網入れで水揚げされたシラスは約200キロ。初日としては、まずまずですが燃料の高騰で赤字の恐れもあるということです。
石野水産 石野忠勝社長
「資材関係、漁網やその他色んなナイロン製品ですよね、そういうのの納期なんかも延びてきてますし、もしかしたら最悪、入らなくなるのかなっていう不安もあるんですけど…」
加工場にも欠かせない石油由来の製品

シラスは、鮮度を保つためすぐに運搬船で加工場に運び釜でゆでたあと乾燥します。水揚げからわずか1時間ほどで風味よい「ちりめん」が出来上がりました。
石野水産では、水揚げから加工、出来上がった「ちりめん」を個別に包装して出荷しています。これら一連の作業には、原油由来の製品が欠かせません。
石野水産 石野智恵さん
「燃油、これが入るかどうか、ほんとギリギリまで社長も頭を悩ませていました。特に漁網もナイロン。パッケージも自社で作っているが、それも入らない。かなり厳しい状態ですけどお店と話合いながら、お客様に負担かけないようにと思ってます」
シラス漁は8月のお盆前にかけて最盛期を迎えますが、中東情勢の影響が続けば出漁制限を余儀なくされるということです。
















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