中東情勢の緊迫化による影響は、私たちの身近な「旬の果物」にまで及び始めています。広島県三原市の観光農園では、今が旬のサクランボが予期せぬ苦境に立たされていました。
三原市大和町にある「SMILE-LABO HIROSHIMA」は、6種類の果物を栽培し、年間を通してフルーツ狩りが楽しめる観光農園です。現在はサクランボが旬を迎えていて園内は収穫に追われていました。しかし、所長の猪上さんは「中東情勢の緊迫化」に伴う原材料不足などの影響で、資材の調達に影響が出ていると言います。
SMILE-LABO HIROSHIMA 猪上淳所長
「(ハウス用の)ビニールを頼んだのが4月15日頃。メーカーから『ビニールが入りません』と言われてしまった。」
過去5年で「最高の豊作」が一転、雨で実が割れる被害に
デリケートなサクランボは、実が熟す時期に雨水を吸いすぎると皮が破れてしまうため、厳重な水分管理が必要です。そのため、6年から10年ごとに「雨よけハウス」のビニールを張り替える必要がありますが、今回は「在庫がない」との理由で断られたそうです。

SMILE-LABO HIROSHIMA 猪上淳所長
「ビニールを張っていないところはきのうの雨でだいぶ割れてしまいました。」
ことしは過去5年間で最も豊作でしたが、屋根がなく多くの雨を吸い上げたサクランボは、実が裂けて傷んでしまいました。
SMILE-LABO HIROSHIMA 猪上淳所長
「判断が遅かった」
「ビニールがないとできない作物が多い」募る先行きへの不安
この農園では、収穫したサクランボのおよそ3割を市内の道の駅などに出荷しています。ただ、果実を梱包するための資材も今後品薄になることが予想されます。そこで、6日、7日に行われるサクランボ狩りを食べ放題にすることで、実が割れてしまう前にできるだけ多く収穫してもらおうと考えています。

SMILE-LABO HIROSHIMA 猪上淳所長
「これからブドウやナシやリンゴの資材が手に入るかどうかの心配がある。」
農園では今後、ブドウの雨よけビニールや、イチゴのマルチシートなどの資材調達を予定していますが、大きな不安を抱えています。
SMILE-LABO HIROSHIMA 猪上淳所長
「ビニールがないと出来ない作物が多いので困った。対策が思いつかなくてなんとか平和になってビニールが入ることを願うだけ。」








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