広島県呉市の船の解体現場で廃船や廃材が燃える火事で呉市は19日、午後1時に「鎮火」したと発表しました。14日に発生した火災は6日目で火は消し止められました。

火事があったのは、呉市音戸町渡子の「中本船舶工業」です。消防と警察によりますと、14日午後0時50分ごろ、「大量の黒煙があがっている」と119番通報がありました。

屋外にある船の解体現場で、廃船と廃材が燃え、さらに係留していた船にも延焼したということです。

周囲では爆発音も

周辺では爆発音なども聞こえていたといいます。

近くにいた人
「黒煙で気付いた。工事するのに酸素ボンベが爆発しているのではないか」

従業員らはすでに避難。付近の住宅などへの延焼は確認されておらず、現在のところけが人はいないとみられています。

延焼続き周辺の世帯に避難指示

消防車21台が出動しているほか、海上保安庁の船などが消火活動にあたっています。

また、呉市は午後5時半、この火災により、周辺の356世帯650人に避難指示を出しました。

【画像を見る】黒煙を上げ燃える廃船や廃材 係留された船にも炎は広がり

一夜明た15日も続く消火活動

記者報告
「午前8時過ぎです。火災発生からおよそ19時間が過ぎても、消火活動が続いています」

発生から2日目となった15日も、消防車10台のほか、海上保安庁の船4隻などが消火にあたっています。

ドローンによる上空からの確認などもおこなわれていました。

係留の船19隻が漂流

近隣住民
「燃えた船をここにとめたんだよね、ゆうべ。火が消えたから置いたんだろうけれども、あれでも(再燃の可能性が)わからんからね」

海上保安部によりますと、この火事の影響で係留していた船19隻が漂流したということで、確認が進められています。

出火から3日目で「鎮圧」 避難指示も解除(16日午後5時現在)

出火から3日目となった16日は、山積みになった廃材の中まで水が届くように、重機を使った消火活動も行われていました。

海上保安部によりますと、この火事の影響で、係留していた19隻が漂流しましたが、15日までにすべて陸側に引き戻したということです。

発生から3日目でも消火活動が続き

大量の煙が住宅地に迫るなどしたため、呉市は周辺の地域に避難指示を出していました。16日も消防車3台や海上保安庁の船などが消火にあたりました。

そして、16日午後5時に延焼のおそれはなくなったとして、「鎮圧」が発表されました。周辺の避難指示も解除されています。

そして発生から1週間経った19日午後1時、火災は「鎮火」しました。呉市は「今後も、原因調査など現場で活動を継続し、引き続き適切な警戒体制安全確保に努める」としています。