広島県は15日、江田島市内の高齢者施設で、計23人がノロウイルスによる食中毒の症状を発症したと発表しました。県は同日付で、この施設で給食調理業務を受託している業者に営業禁止を命令しました。

県によりますと、11日午後4時ごろ、江田島市の施設から西部保健所呉支所に「11日午前2時から現在までに下痢の症状を呈した入所者が12人いる」となど連絡がありました。

下痢や嘔吐などの発症は23人に

ノロウイルス

調査したところ、特別養護老人ホームの入所者やショートステイの利用者23人(60代~90代以上)が同様の症状を発症していました。

共通食は給食に限られていたことや、入所者や調理従事者からノロウイルスが検出されました。

また、診断した医師から食中毒患者の届け出があったことから、給食を原因とする食中毒と判断。県は15日、給食調理業務を受託していた「日清医療食品」に対して、この施設での営業禁止を命令しました。

症状を発症した23人については、重症者はおらず、全員快方に向かっているということです。

ノロウイルスを予防するポイント

◇ノロウイルスの食中毒
・潜伏期間は24~48時間
・下痢、嘔吐、吐き気、腹痛、発熱などの症状が出る(2~3日で回復)
・感染した人の便や吐物に大量のノロウイルスが含まれる

◇予防のポイント
・調理、食事前、トイレ後にはしっかり手を洗う(アルコール消毒は効果がないため手洗いが重要)
・嘔吐、下痢症状がある人はタオル共有は避ける
・まな板、包丁などの調理器具は使用後十分に洗浄し消毒する
・消毒は熱湯や塩素系漂白剤が有効(アルコール消毒は効かない))