バスケットボールB1広島ドラゴンフライズは3日、最終戦を終え2年連続でチャンピオンシップを逃し西地区7位に終わりました。12シーズンに渡り、本拠地としてきた広島サンプラザ(広島市西区)はラストシーズン。周辺で支えてきた人たちの思いを取材しました。

岸房康行・顧問
「サンプラザがなかったら今のドラゴンフライズはないと言っても過言ではないですよ」

4日、1800人を集めて開催された広島ドラゴンフライズのファン感謝祭。日本代表候補に選ばれたメイヨ・ニックや、広島出身の三谷桂司朗らが試合中とは違うオフモードでブースターの笑顔と歓声を誘っていました。

生まれも育ちも広島市西区井口出身の三谷にとって本拠地が移転することについてー

三谷桂司朗
「素直に悲しい気持ちとサンプラザで沢山の経験をさせてもらって今の自分がいると思っているので今後のキャリアで自分が経験したことを次の場所に生かすことでサンプラザに恩返しになると思ってるんでより一層頑張っていこうと思っています」

2014年10月、チームが発足してからNBL初のホーム開幕戦。

佐古賢一
「オレ達にとっては特別な日だよ、いよいよですね。バクバク言ってます」

ミスターバスケットボール佐古賢一に率いられたチームは5人のルーキーたちが躍動し、兵庫相手に開幕2連勝を飾り、広島サンプラザでの歴史の幕が開きました。

本拠地にできた最大の功労者が2代目社長で現在は顧問の岸房さんです

岸房康行顧問
「Bリーグの会議の帰りの飛行機の中で松井一実・広島市長が乗ってこられたんですよ。よし、ここだ!と。このタイミングが一番良いタイミングだと。お願いがあるんです。大変なお願いがあるんです(と話しかけた)」

この直談判が功を奏し、Bリーグ基準のホームゲームの8割をホームアリーナで行うという条件はクリアしました。

しかし・・・B2からのスタートという苦難の道が始まりました

それから5年後の2020年、無観客のサンプラザでようやく念願のB1昇格を果たしました。

すぐ隣の商業施設アルパーク。

森島 愛 広報
「試合の日にお客様だったりとかテナントの皆様だったりとか全体的に凄く盛り上がって良かったな」
手嶋 祐介 支配人
「施設としても個人としてもやっぱり寂しい思いはありますけども。サンプラザさんとか、アルパークとか言うよりドラフラのファンとして地域の方と一緒になんとかやってきたなという思いはあります」

試合のある日にはスタッフが朱色のユニフォームを着て応援してきたのがフレスタです

店内にはドラフラグッズの販売コーナーも設置し盛り上げてきました。

フレスタ山田智弘店長
「従業員一同、みんなで悲しんでまして…(別の場所に)行かないでっていう感じですね。試合前、試合後にですね、しっかりご購入していただいてましたのでありがたく思っております」

母の日を前に賑わう2階のフラワーショップでは最後の日にも日本一になる直前の3月から始めたドラフラ応援ブーケを販売していました。

フラワーショップみなと・山下泰斗社長
「この前を通られる方の人数はずいぶん変ってます。活気というのはすごく感じますね。ユニフォームを着てる方が増えてる。やっぱり寂しいが一番ですね」

最後の戦いに挑む朝山正悟ヘッドコーチの思いは?

朝山正悟HC
「このクラブの歴史、文化、そういったものを作ってきたそのものだと思いますので最後良い形で終われるように頑張りたいと思います」

男性ファン
「歓声が凄く響くんで好きだったんですけどね」
男性ファン
「悔しかったこともあれば、大逆転勝利もあれば人生そのものじゃないでしょうか」
女性ファン
「これが終わってしまうのは寂しいのもあるし、ありがとうと言いたい感じです」

岸房さんも見つめますが、富山に91対101で敗れ、有終の美は飾れませんでした。

浦 伸嘉 社長
「お疲れ様でした」

岸房 康行 顧問
「100点ゲームで負けた。最後の試合で。ちょっとショックです。ようここまできたよ」
浦 伸嘉 社長
「優勝とかそういう歴史も全てここがなかったらあり得なかったんでホントに感謝申し上げたいですね。サンプラザさんには」

次のシーズンは「Bリーグプレミア」として9月下旬に開幕し、10月には新しい本拠地グリーンアリーナでの地元開幕を迎えます。