247回目は、先週に引き続き
向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生です。
ウイルス性胃腸炎の治療方法について
教えて頂きました。

下痢や嘔吐、頭痛、微熱など
症状に合わせて変わってくるんですが…
吐き気が強い場合は吐き気止めの坐薬を使い、
下痢がひどい場合は、整腸剤で腸の調子を整えます。
下痢止めはあまり使わず
早く排出させたほうがいいでしょう。

嘔吐や下痢で失われて脱水にならないように
点滴などで水分と電解質を補い
体が弱るのを防ぎます。
口や唇の乾き、尿量が少ない、表情に元気がない、
泣いても涙が出てこない…
これらの症状が見られた場合は、
早急に医療機関で診察を受けましょう。

嘔吐した直後は飲んだり食べたりせずに
胃腸を休めます
吐き気がなくなれば(1時間後くらいがめやす)
1回5㏄程度(スプーン1杯程度)の少量を
10~15分間隔で水分補給しましょう。
スポーツ飲料など糖分や塩分が入ったものや、
りんごジュースなどおすすめです。
柑橘系は胃に負担がかかるので注意してください

水分をいくら飲んでも吐かなくなれば、
お米(お粥)かうどんなどの穀類から食べ始めましょう。
穀類は体のエネルギーとなり、疲れやだるさを取ります。
消化がいいうどんを、いつもより柔らかく煮たものがお勧めです。

症状がなくなってからも
感染後3〜8週間程度は
便にウイルスが排出されています。
症状が落ち着いてからも、手洗いをしっかり行いましょう
特にお子さんの嘔吐や下痢は
親御さんにとって心労が大きいものですし、
予防するのも大変です。

だから、しっかり栄養とって、寝られる時に寝て
体力をつけておいてください
大切なのは焦らず、脱水予防を最優先に、
ゆっくりと水分を補給すること。
「脱水のサイン」が見られた場合は、迷わず医療機関を受診してくださいね。