4月からスタートした新年度・新生活に“値上げラッシュ”の影が。4月は食品の値上げが2700品目を超える見通しとなっています。そしてこの値上げ、広島のソールフードにも影響を及ぼしそうです。

「うちのお好み焼は、仕上げの卵が半熟卵で仕上げるのがこだわりです」。広島市の「お好み村」の中にあるお好み焼店「ちぃちゃん」です。こちらの店では、肉玉そばを1000円で販売しています。

この店の特徴の一つ、卵は数年前に仕入れ値が1箱800円ほど上がり、高値の状態が続いています。さらに…

ちぃちゃん三代目・古田藍さん
「そばが最近50円値上げになりましたね」

原材料の値上がり…さらに懸念されるのは中東情勢

このほかにも、小麦や三枚肉、イカ天などあらゆる原材料の仕入れ値が上がり続けているといいます。

ちぃちゃん三代目・古田藍さん
「いろんな材料が上がってきている。そのたびに値上げのお知らせの紙が届いて、そのたびにショックを受けています」

また、緊迫する中東情勢の影響で、石油由来の持ち帰り用容器やレジ袋、さらにはお好み焼に欠かせない、「ガス代」の高騰も懸念されています。

しかし、鉄板の火を消すわけにはいきません。

ちぃちゃん三代目・古田藍さん
「鉄板は火をとめてしまうと一気に冷めてしまうので、午後の営業ができなくなることがある。光熱費に関しては、なかなか難しい。節約しようと思ってもしょうがない部分」

「広島のソウルフード 次の世代までのれんを繋いでいきたい」

古田さんは「原材料で値上がりしていないものはない」と話します。この店では、鉄板焼きも提供していますが、コウネやホルモンなどの肉も大きく値上がりしているといいます。

店では、品質を落とさない範囲で、少しでも安い材料に切り替えるなど必死の工夫を続けています。

ちぃちゃん三代目・古田藍さん
「(お好み焼は)広島のソウルフードであると同時に愛すべきB級グルメと捉えているので、うちの店は創業から70年以上経っているんですが、私は三代目になるんですが、次の世代までのれんを繋いでいきたいと思う」