「春の女神」とも呼ばれるギフチョウが、広島県三次市の愛好家の下で羽化し始めています。

ギフチョウはクリーム色と黒の縦じま模様が美しいアゲハチョウ科のチョウで、県のレッドデータブックで「絶滅危惧II類」に分類されています。

三次市君田町の曽根保さんは2012年頃からギフチョウを飼い始め、毎年100匹以上を羽化させています。ことしはおよそ120匹のサナギを飼育していますが、この日は9匹が羽化しました。羽化してから次第に羽を広げ、1時間足らずで飛び始めます。

曽根 保さん
「これだけの数を全部放せば、すごいことになる。このうちメスがなんぼおるか知らんけど、メスが卵を生んだら、おいおい言うようになるよね」

君田町には生息地が6か所ほどありますが、ギフチョウを採取する人が後を絶たず、曽根さんは繁殖のほか、保護活動にも取り組んでいます。サナギは4月上旬ごろまでに全て羽化する見通しだということです。